轟兄の片割れ依存.【MHA】 (ページ3)

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愛情その二ページ3

次が演習のA組は、
それぞれ更衣室でコスチュームに着替えていた。

「焦凍のコスチューム真っ白だよな」

「兄貴は黒いよな」

「お前と色違いが良かったからさ」

「？なんでだ？」

「…」

こいつ鈍感なの治らないな、カワイイ
と思いながら背中に焦凍と似せて合わせた、小型の体温調節機を“ガチャンッ”と背負った。

「…さてと、行くか」

「お。轟兄貴いっしょに行こうぜ！」

「俺と瀬呂もいっしょにいいか？」

「上鳴に切島…、じゃあ爆豪もいっしょにだな」

「あﾞ！？なんで俺まで…っおい！腕組むなや！離せ！」

「じゃあ焦凍、ボク先行ってるな」

「おう」

コテで重い爆豪の腕をからめとって、連行気味に爆豪達と演習場へとむかった。

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「今日は2対2の戦闘訓練をやってもらう
負けた方にはペナルティをかすからな、皆気ィ引きしめてやれよ」

担任の声がけに、クラス一同がハキハキとした返事をした。

「ペアは自由でいいからな」

「自由…、よし焦凍ボクと」

「あーいや轟兄弟はちょっと待て」

声をかける前からいつもの癖でボクに近寄ってきていた焦凍が、慌てて足をとめる

「なんですか？」

「お前らいつもいっしょだからな…たまには変えろ」

「え」

「…兄貴とがいいです」

「え」

焦凍の珍しいデレ方に、焦凍に対する愛情がビックバンをおこしている
だが、授業中なので極力表情は無にしておいた

「じゃあ轟くん、僕と組まないか？」

「飯田か。いいぞ」

「えっ焦凍」

「悪い兄貴、飯田と組むことにする」

「え…」

ビックバンが一気に鎮火された
泣きそうなボクの肩に、誰かがなぐさめにポンと手を置いてくれた

────誰だろうk

「Aくん僕と組まないかい？」

「あ……」

青山か────────。