今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:44 hit
小|中|大
一話 ページ1
「はい、今日はここまで」
授業が終わった。
風花は教科書を片づけ、帰りの準備をして席に着いた。
ホームルームの後、リュックを背負って家路につく。
家に帰り、課題を済ませて夕飯を食べる。
その間、風花はずっと一人。
友達もいない、親は遅くまで仕事。
夜の7時頃、風花は家を出た。
ギターと機材を持って。
もう許可は取ってある。
繁華街の中心から少し離れた所。
弦を押さえながらも震える指は寒さか、それとも緊張か。
ひどい緊張をなんとか振り払って細い声で歌い出した。
徐々にボリュームを上げて調整する。
けれどその声は、
誰にも届かなかった。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ