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一話 ページ1

「はい、今日はここまで」
授業が終わった。
風花は教科書を片づけ、帰りの準備をして席に着いた。
ホームルームの後、リュックを背負って家路につく。
家に帰り、課題を済ませて夕飯を食べる。
その間、風花はずっと一人。
友達もいない、親は遅くまで仕事。
夜の7時頃、風花は家を出た。
ギターと機材を持って。

もう許可は取ってある。
繁華街の中心から少し離れた所。
弦を押さえながらも震える指は寒さか、それとも緊張か。

ひどい緊張をなんとか振り払って細い声で歌い出した。
徐々にボリュームを上げて調整する。

けれどその声は、



誰にも届かなかった。

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作者名:筆箱サイダー | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年12月24日 20時

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