【キ/ヨ】旦那様は実況者【実/況/者】

お風呂 ページ9

キヨside





Aは俺の話を聞くことなく、リビングを出ていってしまった





くそーーー、絶対これはあとで説教パターンだ…





キヨ「うっしーのせいだからな」





牛沢「ごめん。うずうずしてしょうがなかった」





キヨ「我慢しろよ」





はーー、俺も飲んで酔っ払っとくかー？





そんで寝とけば怒られなくて済むし…(最低)





レト「き、キヨくん…Aさんのとこ行っとった方がいいんやない？」





キヨ「…うん。そうするわ」





あいつも本当にお風呂に入れてあげるわけじゃないはずだ





着替えとか何もねぇし、その勢いでこいつらが泊まるとか言うかもしんねぇし





俺はレトさんの言う通り(レトさんっていうのが嫌だが)風呂場へ向かった





ーーーーーーー





ｶﾞﾗｯ





『！………キヨくん！』





ドアを開くと、肩をビクつかせ、こちらを向くAの姿





キヨ「………すまん」





案の定、こいつは風呂なんか入れてなかった





脱衣所の鏡を見つめていた





『……う、キヨくんのあほクソ野郎！』





俺はAと向き合い、顔を手で包み込む





俺、これ好きなんだよな。
小さい顔が俺の手にフィットする感じ





キヨ「ごめん、でも照れてるA可愛かった」





何言ってんだ俺…





『可愛い…？どうした、もう酔っ払ってんの？』





キヨ「そ、そうかもしれない……」





……本当はお酒ひと口も飲んでないけど





『やっぱり？…キヨくん…照れ屋だから、可愛いとか言わないもんね！！』





キヨ「え……、」





そんなに可愛いとか言ってないか？とか思ったけど、確かに。言われてみればあんまりそういうことは言わない





『私はキヨくんへの愛ぶつけてんのにさー！』





キヨ「ああ、うざいほどにな」





『そんなことないわ！』





可愛いとか言った方がいいのか？…そしたら、認めたくないけど、俺もかなり重症ぐらいに言うぞ





……本当は我慢してんのに、





キヨ「俺の気持ちほんと分かってねぇなー…」





俺は、その包み込んだ小さい顔をゆっくりと顔に近づける





『え、…ひ、//』





少しでもズレてしまえば唇がくっつくぐらい顔を近くする





治ってきたこいつの顔が再び赤くなる





キヨ「ふっ、………ここまでな」





そして、俺がパッと手を離すと、残念そうな顔をするA





キヨ「そう残念そうな顔するな」





『うざい』





キヨ「はいはい」

予想通り→←変態

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