【キ/ヨ】旦那様は実況者【実/況/者】

レトルト家 ページ14

レトルトside





…送っ…てしまった…、





レト「送ってしまったぁああ！」





そう、AさんからLINEがきたというテンパりから、勢いで返信してしまったのだ





だ、だって…LINEなんて…くるとか思ってもなかったし…俺、緊張して挨拶の返信も出来てなかったし…





レト「とりあえず、本当に家に来てしまうんよな…」





俺は、たった数秒前に行われたやり取りを何度も見直す





レト「あれ、そういやAさん1人だけなんかな？」





トークの内容からして、キヨくんも来る要素がない





……キヨくんが出かけてるとか？だから、暇になって俺に連絡くれたんかな





レト「だったとしても嬉しいな…」





とりあえず、部屋を片付けよう！まずそれからやな！





ーーー





レト「よし、こんなもんやろ」





俺は綺麗になった部屋を見渡し、一息つく





元々綺麗やったし、片付けたのはゲーム類のとこかな





時計をパッと見ると、あと5分で1時になることに気づく





レト「ほ…間に合ってよかった」





あとはー、飲み物とか用意しとこ！





…そういえば…女の子が家に来るって久しぶりやな…





レト「って、あかん！そういうこと考えたらダメやああ！」





そりゃ、美人の可愛い子でも、キヨくんの奥さんやもん！人妻やもん！！((





それにしても、同い年って驚いたなあ





いい意味で大人っぽく見えるも…





ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ





すると、多分Aさんだろう。玄関のチャイムが鳴った





レト「うぇ！？へ、あ、はーい！！」





来た！！もう来た！！というか1時ぴったしやん！！





あああ、落ち着けレトルト〜っ





俺は慌ただしく玄関へ向かう





そして、深呼吸をして鍵を開けた





ｶﾞﾁｬ…





『わっ！』





レト「うわっ！！」





すると、バッと急にAさんが出てきて普通に驚く





『へへ、驚きました？』





レト「もー、驚かさんとってください！」





『ごめんなさいっ…ん？あれ、レトさんの猫ちゃんですかっ！』





Aさんは俺の後ろについてきた猫を指さす





レト「うん、たいやきっていいます！」





『んあぁ、可愛いっ』





レト「でしょ！でも、最近構ってくれなくて……って」





あれ、俺…普通に話せてる？





普通に話せてるやん…！やった！！





『ん？』





レト「いや、なんでも！あがってください」





なんや、俺…いけるやん！この調子で頑張ろ！

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