【ハイキュー】最後まで笑って【青葉城西】

笑顔 6 ページ8

「せ、先輩…本当に良いのでしょうか…。」



「大丈夫だよー！」



緊張している心ちゃんはすごく可愛い。



屋上の扉を開けると皆すでに揃っていた。



「A遅い……ってその子は？」



及川の声にびくっと反応する心ちゃん。



私は笑顔で紹介する。




「今日から仮入部してくれる1年の師走 心ちゃん。



私の後釜だよ！優しく接してあげてね？」



「師走です！よ、よろしくお願いします！」




「及川さんのファンじゃないよね〜？」




「オイカワ……？あっ…魚のオイカワですか！？」



心ちゃんの一言に及川以外が爆笑した。



いやぁ…心ちゃんは…面白い子のようだね。



「よし！これで男バレにも花ができたな」



「ちょっと待って？…私も女の子なんだけど。」



少し考えるそぶりをしてまっつんが言う。



「Aは…桜のように綺麗だ…安心しろ」



「今考えたでしょ？ねぇ？」




「そういうこと言うもんじゃねぇだろ。



Aは綺麗じゃなくて可愛いだろ？」




「私…岩ちゃんと結婚するわ」




「抜け駆けは許さないよ！？岩ちゃん！！」




「ま、待ってください！！A先輩の結婚相手なら私も立候補したいです！！」



その声に皆が反応した。



「心ちゃん…そんな大きな声でたの？」




「A！そこじゃない！」



「…すみません…結婚はまだはやかったですか…？」




「心ちゃんならWelcomeだよ♡」



皆こちらを向く。


どうしたの？今日仲良いじゃん。



焦った顔をした皆。



「ダメダメダメっ！！及川さんは認めません！！」



「考え直せっ！」



「皆…ご飯食べたら？後10分で授業だけど…？」




「マジか」



心ちゃんは皆と馴染めそうだった。



部活にも入ってくれそう…。



私の後釜も出来たね…。



せめて…体がもつまで…長い間ここにいたい。




皆と笑っていたい…。

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