【ハイキュー】最後まで笑って【青葉城西】

笑顔 42 ページ44

「まだはやい…。」




起きれたことにホッとした後、時計を見る。

起きた時間は夜中の3時。




「準備しようかな…。」



青城のTシャツとジャージの下…これしか私の手元には残っていない。



ジャージの上は返してしまったし…。




「ふっ…ダサい…。」



とりあえず着てみた服はバランスが悪くて不恰好。



なんで…上だけ返しちゃったんだろう…。



急いでたのはわかるけど…。




「髪結ぼう……あっ…。」



仁花が髪留めがはいっている…といった引き出しには手紙も入っていた。



私が書いた手紙。



お母さん、仁花、心ちゃん、及川、青城男子バレー部に宛ての手紙。


それも鞄にしまう。


拒否られてもいい…ちゃんと説明しないと…。


バレーが…皆が嫌になったんじゃないってちゃんと…。



髪を結って…自分の顔を見る。



久しぶりに見た自分の顔は顔色も良く…生きているって感じがした。




「今日の私はだいじょーぶ！」




元気いっぱいで余命が告げられる前の私。



「お姉ちゃん！」



準備できてる？…と愛らしい妹の声。




気づいたら時間は6時を回っていた。




「うん！できてる」




私は大丈夫だから…会いに行こう。





大好きな皆に…。

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