涙 33 ページ35
*仁花side
合宿最終日。
少しの間支えただけ…。
とても絆が強いチーム。
「合宿の間…おせわになりました。」
「いや!むしろ師走ちゃんを手伝ってくれてありがとね」
「なぁ…Aのこと…」
「それは私からは何も言えないです。」
「…そうか」
「…とてもいいチームですね…。
とても楽しかったです…!」
ぺこりと頭を下げて、体育館から出ようとすると…今入ってきたであろう心が声を響かせた。
「仁花!」
「どうしたの?心」
「それが……烏野の先生に仁花のお母さんから電話があったみたいで…青葉城西まで迎えに来るって。」
「私は…青葉城西のバスで帰るってこと…?」
「そういうことだね。」
お母さん…急にどうしたんだろう…。
そうだ…スマホ……!!
ベンチに置きっぱなしになっている自分のスマホを手に取る。
お母さんAが倒れたわ
お母さん緊急手術にはいった
お母さん見たら連絡ちょうだい
お母さんはやく帰ってきて…
お母さん仁花
「おねえ…ちゃ…ん?」
嘘だ…嫌だ…。
助けて…お姉ちゃんを助けて…。
お母さん…1人で不安なんだ…。
はやくはやく帰らないと…お姉ちゃんの所に帰らないと…。
「仁花…顔真っ青だよ…。」
「えっ……だ、大丈夫だよ!!」
やだ…お姉ちゃんを助けて…お願い。
かけがえのない大切な人なの…。
バスの中で震える手を押さえながら願う。
お姉ちゃん…お姉ちゃん……っ。
死なないで
494人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美扇(プロフ) - 言ノ葉さん» え?感動系なの?(´>ω∂`)☆ 読んでくれてありがとう( *´ω`* ) (2018年4月2日 17時) (レス) id: 39c41b24b6 (このIDを非表示/違反報告)
言ノ葉(プロフ) - 読みました〜うん、感動した。泣いちゃった〜(T_T) (2018年2月5日 15時) (レス) id: 70bd25ffca (このIDを非表示/違反報告)
美扇(プロフ) - 真裕さん» コメントありがとうございます! 感動してもらえて何よりです! 最後まで見てくださってありがとうございます (2018年1月24日 21時) (レス) id: 39c41b24b6 (このIDを非表示/違反報告)
真裕 - 私は1.2ヶ月前にハイキュー を知りました。その中でも青葉城西が大好きです。なので、これはもう号泣でした。最初のあたりでもう号泣です。最後はバッドエンドかハッピーエンドで終わるかドキドキしました。ハッピーエンドで終わって良かった。号泣でした (2018年1月24日 17時) (レス) id: 899e57e8f8 (このIDを非表示/違反報告)
美扇(プロフ) - 塩キャラガールさん» ありがとうございます! 更新頑張りますっ! (2018年1月3日 18時) (レス) id: 39c41b24b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ