涙 30 ページ32
*心side
仁花を見たときはとても驚いた。
私と一緒で途中から入部したのだと…教えてくれた。
仁花の笑顔はA先輩そっくりで…思い出すたびに気持ちが沈んでいく…。
「ん？その子は？」
「合宿の間…一緒にマネージャーをしてくれる…」
「谷地 仁花です…よろしくお願いシャス！！」
「や…ち？」
「はい！いいえ！！」
「谷地…ってさ……Aが谷地で……」
「お前…Aの妹か…」
「ひっ…！！」
眉間にしわを寄せた岩泉先輩に問いかけられる仁花は軽い悲鳴をあげる。
怖いですよ…岩泉先輩。
「Aの居場所知ってんの！？？」
「Aはどうして…っ」
「…あの…仁花怖がってます。」
「あっ……ごめん…」
「…ごめんね？」
「い、いえ！！」
仁花は怖がりなくせにA先輩に関することは口にしない。
それだけ…A先輩が大好きでA先輩の意見を尊重しているということ。
仁花にはわかるA先輩の考えは…私にはわからない。
でも…A先輩が大好きな部活を辞めたのには絶対に訳があるはずなんだ。
「心…？」
からのボトルを持って水道に来ていた私たち。
１つ１つスポドリを作りながら…仁花に問いかける。
「私ね…A先輩大好きなの。」
「…うん」
「先輩が誘ってくれたから…この部活に入ったの。」
「うん」
「A先輩が辞めたのには理由があると思うの…。」
「……どうして？」
「A先輩は部活が大好きだから……辞めなきゃいけない訳があったんだと思う。
そうじゃなきゃ…辞めたりなんてしないと思うの。」
「…心」
「仁花は…その理由教えてくれないんでしょう？」
「…ごめん」
「違う…仁花が謝ることじゃないんだよ。
信頼してないから話さないわけじゃない…A先輩が大好きだからでしょ？
A先輩も…私たちが嫌いだから…信用してないから話さないわけじゃない。
心配させたくないから…あんな理由つけて去ったんだ…。」
これはあくまで私の推測。
それでも…仁花の無言の涙は肯定にしか思えなかった。
静かに仁花の頬を伝う涙に嘘があるなんて思えなかったから…。
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美扇(プロフ) - 言ノ葉さん» え？感動系なの？(´>ω∂`)☆ 読んでくれてありがとう( *´ω`* ) (2018年4月2日 17時) (
レス) id: 39c41b24b6 (このIDを非表示/違反報告)
言ノ葉(プロフ) - 読みました〜うん、感動した。泣いちゃった〜(T_T) (2018年2月5日 15時) (レス) id: 70bd25ffca (このIDを非表示/違反報告)
美扇(プロフ) - 真裕さん» コメントありがとうございます！ 感動してもらえて何よりです！ 最後まで見てくださってありがとうございます (2018年1月24日 21時) (レス) id: 39c41b24b6 (このIDを非表示/違反報告)
真裕 - 私は1.2ヶ月前にハイキュー を知りました。その中でも青葉城西が大好きです。なので、これはもう号泣でした。最初のあたりでもう号泣です。最後はﾊﾞｯﾄﾞｴﾝﾄﾞかﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞで終わるかドキドキしました。ﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞで終わって良かった。号泣でした (2018年1月24日 17時) (レス) id: 899e57e8f8 (このIDを非表示/違反報告)
美扇(プロフ) - 塩キャラガールさん» ありがとうございます！ 更新頑張りますっ！ (2018年1月3日 18時) (レス) id: 39c41b24b6 (このIDを非表示/違反報告)
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