【ハイキュー】最後まで笑って【青葉城西】

笑顔 11 ページ13

「ただいまー…」



「お姉ちゃん！おかえり！」




「仁花ただいま！…お母さん仕事行った？」




「うん。今さっき出てったよ」



「今日…後輩泊まりに来るんだけどいいかな…。」



「わ、私なんかがいる家でいいのかな…。」




仁花の「私なんか」とかそういう言葉はお母さんが厳しくしすぎたせい。



自信なくしちゃったんだよね…。



「仁花ー！ 心ちゃんいい子だよ…私なんかとか言わないで。」



「しゃ、シャチ！！」




「シャチって…」



くすくすと笑みをこぼすと…仁花は嬉しそうな顔をした。


仁花もつられて笑っていた。




ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝｯとインターホンの音が鳴る。



びくっとしてガタガタと震えている仁花。



「大丈夫だってば」



扉を開けると心ちゃんも緊張気味。


「A先輩！お、お邪魔します！」




「はい…どーぞ！」



「い、いい…い、妹のや…谷地仁花であります！」



「男バレマネのし、師走心であります！」




「心ちゃんつられてる…」



可愛いなぁ…。



最初は緊張気味の2人だけど…同い年ってこともあり…後心ちゃんのコミュ力により仲良くなっていた。



ご飯は3人で作った。



心ちゃんの料理の才能が壊滅的だったのは気のせいだよね…？

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