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ー2 ページ42

abーside

ru「…あの…皆様…?」


真伊子が、皆の反応に戸惑っていると…


iw「北川さん、此れ程豪華なドレスは見た事無いです
  な…娘の為に有難う御座いました。」

fk「寝る間も惜しんでお作り頂いたと伺いました。
  何と御礼を申し上げたら良いか…」

北川「其処迄仰って頂けると、作り手冥利に尽くと言
  うもので御座います。」

kj「ドレスも文句無しの素晴らしさやけど、それを着
  こなす真伊子ちゃんの美しさも流石やで!」

ru「おじ様、嬉しいですわ!有難う御座います。」

sk「本当に素敵ですわよ、真伊子ちゃん。」

ru「まぁ、おば様の様なお美しい方に仰って頂けると
  嬉しくなりますわ。」

fk「真伊子、靴もよく見せて下さらないかしら?」

ru「お母様、ご覧になって!とても履き心地が良い
  靴ですのよ!これ程踵が高い靴ですのに、安定感
  があって疲れませんわ!」

藤嶋「お褒め頂き、有難う御座います。
靴の大きさは大丈夫で御座いますか?」

ru「はい。」

iw「靴も綺麗に作って頂いて、有難う御座います。」

fk「本当に宝石の様ですわ…」

sk「美し過ぎて、うっとりして仕舞いますわ…」

iw「ドレスと靴の動きが見たいから、踊ってみてくれ
  ないか?真伊子!」

ru「まぁ…皆様の前でですの?」

kj「亮平、真伊子ちゃんと踊らせて貰いなさい。」

ab「えっ?」

ru「お兄さま!此方へいらして!」

ab「ワルツなんて踊れるかなぁ…?」


ワルツは踊った事など無いが、脚の動きなら頭に入っている…其れより僕は、真伊子の美しさに胸の鼓動がどうにかなりそうだった…

身体を近付けて踊るのだから、僕の鼓動が真伊子に伝わって仕舞うのでは無いかと、其れが気掛かりでならない…



おじ様自慢の蓄音機からワルツが聞こえて来た。

真伊子が僕に始まりのお辞儀をしたので、僕も真伊子に紳士的なお辞儀をし、真伊子の手を取った。

真伊子は殿下と練習をしているだけあって、全ての動作、所作が美しかった。

頭の上から爪先まで、匂い立つ様な美しさ…

殿下と出会ってからの真伊子は、美しさに更に磨きが掛かった…

…恋をすると、こんなにも美しくなるのか…

嫉妬と羨望とが入り混じるが、反面夢に迄見た真伊子とのワルツに僕の頭は混乱していた…



幸せな時間は何時の間にか過ぎ、真伊子が僕から一歩下がってお辞儀をした。

僕も恭しくお辞儀をした。

美しかった…美し過ぎて眩しかった…

ー3→←デビュタント〜女神降臨〜ー1



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作者名:琥太 | 作成日時:2020年10月14日 10時

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