＊10話 私も緊張してるんだよ＊ ページ12
余裕なフリしたけど、内心ドッキドキだ。
なんせ、初めてだ。緊張しないわけがない。
鶴丸も緊張しているようで、顔が強ばっている。
「ふふ、可愛い」
「馬鹿にしてるだろ？」
「そんなことないよ。私も緊張してるんだよ」
鶴丸の手を掴む。 そして、私の胸に持っていく。
「ちょ、何やって…っ」
「速いでしょう？心の臓が脈打つの。私も、一緒」
「…そうだな」
鶴丸の手は大きい。 着物の上からでも、手の温かさが感じられる。
彼の手を、口元に持っていく。ちゅっ、と軽く口付けする。
「…優しく、してね…」
「あぁ…」
手が離れる。 頬に添えると、鶴丸は唇に唇にを重ねる。
温かくて柔らかい。触れるだけの優しい口づけ。それでも、心が満たされる。
「…不思議ね。"客との口付けは虚しいだけ"って誰かが言っていたけれど…」
「俺の口付けは上手いのかい？」
「あはは、比べる対象がいないから分かんないや。 でも、満たされるの…」
「そうか。なら、もっとしようか」
「ふふ、悪い顔」
鶴丸はまた口付けする。だが、今度は
「…んんっ…ぁ…」
唇の間を縫って、舌が入ってくる。 温かい。ぬるぬるする。ピリッとした痺れが背中を走る。
頭が真っ白になる。息ができなくて、でももっとしていたくて…。
「ぁ…んっ…」
鶴丸の手が着物にかかる。器用に、スルスルッと帯を解く。
「つ、る…まる…」
「…綺麗だな」
「…っ。 す、助平ぇっ！」
続く (更新停止中)
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奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年12月13日 7時) (
レス) @page2 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
のど飴 - とても、面白かったです!!続きを、楽しみにしています\(´∀`*) (2017年10月3日 0時) (レス) id: 8c675f615a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ami☆
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/ami22665020
作成日時：2016年7月9日 22時
