《ヒプマイ》したい、されたい《リクゆるぼ》

嫉妬《した》＊BB!!! ページ10

✱イケブクロ- Buster Bros!!!


山田一郎＊MC.B.B
イケブクロの街でデートをすべく、駅で待ち合わせをしていた私と一郎くん。
遅れてわりぃ！ と平謝りを見せる彼がお茶目で可愛い。行こうか。と手を繋ごうとした時、後から一郎！ と声をかけられ、衝動的に手をしまう。
「お〜久しぶりじゃん」
嬉しそうに笑う視線の先には、ちょっと派手目の可愛い(と言うより綺麗な)女の人達が手を振りながら近づいてくる。
彼女たちは遊ぼ〜とか、大人しくなったね、などと口々にしている。
その口ぶりから、昔のオトモダチだとすぐに理解出来た。
昔は超がつくほど有名な山田一郎くん。
この女の人達とも遊んでいたんだろう。言わずもがな、関係も持っていただろう。
少し居心地が悪くなり、人混みに紛れてその場を離れる。
『先に行ってます』
一郎くんにメッセージを入れて歩き出した


山田二郎＊MC.M.B
二郎くんは、女の子に不慣れだと思ってた。
「二郎はDTじゃなくていいよな〜」
普段二郎くんと何人かでヤンチャをしている私たち。
突然の男の言葉に私からはカエルが潰されたような声が出る。
付き合って半年、一向に手を出してこない二郎くんは、女の子に不慣れなドーテーだとばかり思っていた。
そっか、私が初めての彼女でも、初めての相手でもないんだ。
心がもやっとして二郎くんを睨みつけるが、肝心の二郎くんは気まずそうに作り笑いを浮かべるだけだった。


山田三郎＊MC.L.B
今日はクラスの人とボードゲームをやるからAも一緒にやろう。
そう言われて、やっと三郎くんも友達が出来た！ と喜び、ウキウキ気分で来てみると、そこにはボードゲームの準備をする三郎くんと、その周りを取り囲む女子達。
わかんない、教えて。と鼻にかかった甘い声を出す女の子達。
三郎くんは満更でもなさそうに笑顔で説明をしていた。
やだ。
私以外の女の子とボードゲームしないで。
黒い感情を吐かないように、教室の中を眺めることが精一杯だった。


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嫉妬したのアンサーとして宥められたを作ろうと思ってます

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