《ヒプマイ》したい、されたい《リクゆるぼ》

お風呂に《誘った》＊麻天狼 ページ22

✱シンジュク-麻天狼


神宮寺寂雷＊ill-DOC
「私が先に入ってるから、心の準備が出来たらおいで」
緊張で声が震えていたのがバレていたらしく、無理はしなくていいから。と付け加えられた。
やはり一回り年上の彼には敵わない。
それでも彼と一緒にお風呂に入りたい私は、しばらくして彼の後を続いて風呂に入った。
彼の家の風呂場は街が一望でき、まるで高級ホテルだ。大きなジェットバスにゆったりと浸かる彼の髪が、水面に美しく舞っている。
「綺麗……」
意図していない失言に、寂雷さんは
「嬉しいことを言うね……でも、君の方がよっぽど美しいよ」
と、砂糖のようなセリフを何事もないように吐く。
この人はなんてずるい人なんだろう。
胸に蓋ができずに詰まった言葉は、うう、と唸り声が漏れる程に、私の脳を溶かしていった。


伊弉冉一二三＊GIGOLO
「えぇ！？ 無理無理無理無理！！」
「そんな嫌がらなくても……」
断られるのは解っていた。が、そんなに否定をされると、今まで彼に否定をされまくり体制のついた私でも傷つく。
けれど、一二三くんは私と充分に距離を取り、りんごみたいな顔で
「Aが嫌いとか……そう言う意味じゃないから……もうちょっと…………待って」
と、おねだりをするから、二、三年後に期待をして承諾をした。


観音坂独歩＊DOPPO
「あ゛ぁ〜……温かい……」
独歩くんは私が誘うと即座にお風呂場に足を運んでくれた。
2人で洗いっこをしてイタズラをして、し返されて。湯船に入る時に出た独歩くんのため息に、そう言えばこの人もうすぐ三十路だもんなぁ。と考えていると、彼は遠慮がちに手を広げ、私を腕の中に招き入れた。
「癒される……A好き。好き」
湯船でくっつく事と、好きという言葉のダブルパンチにやられ、出る頃には2人して湯あたりで真っ赤になっていた。


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リクエスト作品でした！

嫉妬《された》＊BB!!!→←お風呂に《誘った》＊FP

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