忍の卵を甘やかしたい！【忍玉短編】

可愛すぎる勇気…下坂部平太 ページ1

………
ゴーン…ヘームヘムヘム！
授業終了の鐘の音がなり忍たま達が教室を続々と出ていく

そう、一日の授業が終わり今から委員会の時間
みんな忙しいのだ

ちなみに生物委員会と火薬委員会には六年生が居ないため私が生物と火薬両方の管理をしています


今日は生物委員会の手伝い

飼育小屋へと向かっていると手を振りながらこっちに走ってくる忍たまが‥
｢あ！A先輩！！｣

｢あれ、孫兵どうしたの？｣

かなり走ってきたのか大分息切れをしている

そんなに焦る内容…？
｢大変です…！！飼育小屋のカメムシさんや毒ガエルさん達が逃げ出しちゃいました！！｣


｢え！また！？昨日もだよね！？｣


｢すいませんっ僕たちが鍵をかけ忘れちゃったんです！｣

孫次郎、一平が孫兵の後ろから出てきた

｢分かった、急いで探そう！また苦情が来たら大変だもんね｣


孫兵達と別れ、確認のため飼育小屋へと足を運ぶ


｢あらら、かなり逃げてるな…カメムシさん達に、サソリくん…｣


逃げている生き物達を確認する


｢良かった、花子たちはいるね｣

捕まえるのが大変な蝶などは逃げておらずひと安心


｢A先輩！｣

後ろから聞こえるこの低い声は…

｢八左ヱ門｣


｢すいません、俺が鍵のチェックちゃんとしなかったので…｣

もう、生物委員会の子達はみんな素直な子ばっかりだなぁ…

｢大丈夫だよ、私もココ最近火薬の方の管理が大変であんまり来れてないし、ごめんね｣


｢いえっ！俺ら、委員長じゃないA先輩に頼り過ぎなのでむしろもっと休んで下さい！！｣

｢ありがとう｣

そういい頭を優しく撫でると

「や、辞めて下さいっ！///」

嫌と言いながら満更でも無さそうな八左ヱ門にほんわかしているとまたまた衝撃的な事を言われる


｢…それで、なんですが…、、｣

｢ん？どうした？｣

｢ウリ坊のウリも逃げてしまってて…｣


｢えぇぇぇぇ！？？｣

｢ちょっ！それ大変じゃない！！壁や建物壊したらこっちの予算持ってかれちゃう！急いで探さなきゃ！

仕方ない、私がウリを探すから八左ヱ門達は毒虫達をお願い！｣

｢わ、分かりました！｣


飼育小屋から出てウリを探す

｢ウリ〜出ておいで｣


学園内を歩き回り探すがなかなか見つからない

校庭にいた忍たまたちに聞いてみるも目撃者なし


学外に出てしまったという最悪の展開も考えていたがそれは杞憂だったようだ







何故なら…

･平太ー続→

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