期待 ページ10
牧side
ぷりぷりと怒る少女を連れ、第一競技場へと続く道を歩いた
｢あの...牧さんって神奈川ナンバーワンプレイヤーって言われてるんですよね｣
おずおずと聞いてくる少女に少し照れながらも肯定する
｢あー...まぁそうみたいだな、少し恥ずかしいが...｣
｢すっご！すごいすごい！｣
前のめりで目を輝かせこちらを見てくる少女は、先日見た時や、先程ぶつかった時も思ったが、改めてよく見てみると顔も小さく、目が大きく、一つ一つのパーツがそれぞれ整っておりとても美しい女性だった
｢私双子のお兄ちゃんがいて、その人湘北のバスケ部に入ってるんです｣
サラッと揺れるその印象的な赤い髪に、先日見た湘北の派手な赤い髪の男を思い出す
｢あぁ、もしかしてあの赤い髪の...｣
｢そう！桜木花道！知ってるんですか！？｣
｢まぁ...有名だからな、色んな意味で｣
インターハイ、現時点で退場20個...全ての試合で活躍する間もなく退場しているらしい
｢もしかして退場マンだからですか...？｣
顔を真っ青にして聞くAに苦笑いしながら答える
｢まぁそれもあるが、目立つじゃないか｣
スっと自分の頭に指を指す
｢髪の毛かー...これ、一応地毛なんですよ？｣
｢何？｣
確かに染めているにしては髪質が綺麗だとは思っていたが...まさか地毛だとは思いもよらなかった
いや、そもそも地毛でなかったら高校やインターハイの運営の方からさすがに注意されるだろう
｢パパのお父さんが赤かったらしくて｣
｢ほぉ...凄いな｣
｢会ったことないけど！｣
へへっといたずらっ子のように笑う
そんなことを話しているうちに選手控え室のある廊下まで来ていた
｢ここからは関係者以外立ち入り禁止だから俺は入れないが、この廊下を真っ直ぐ行けば看板が出てるはずだ｣
そう説明すれば少女は大きく頷いた
｢なるほど、ありがとうございました！｣
勢いよく頭を下げこちらを向いた少女と目が合う
｢あ、私桜木Aって言います！花道の実力は絶対、この試合で発揮されます！
絶対に翔陽に勝って、海南と戦うので覚えて待っててくださいね！｣
大きく宣言し翔陽控え室へ続く廊下へと走っていった
｢桜木か...ふっ翔陽は強いぞ｣
高く結い上げた揺れる赤い髪が見えなくなると、今日彼女が戦う自身のライバルを想像した
しかしあの少女に自信に、少し期待で胸を膨らませ、自身を待っているであろうチームメイトの元へと戻って行った
｢面白い試合になりそうだ｣
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シルビア★姉貴 - つときょさん» 分かりました…大丈夫ですよ…😊😊😌😌 (9月25日 7時) (
レス) id: e86143b1ee (このIDを非表示/違反報告)
つときょ(プロフ) - シルビア★姉貴さん» ありがたい提案なのですが、そういうのはトラブルの元になるためやらないようにしております。すみません、それでもとても嬉しかったです！ (9月25日 7時) (レス) id: 19d1a9862d (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - つときょさん» もし、良ければ…合作しませんか？？ (9月24日 16時) (レス) id: e86143b1ee (このIDを非表示/違反報告)
つときょ(プロフ) - シルビア★姉貴さん» コメントありがとうございます！面白いと思っていただけて嬉しいです！文才がある方では無いのですが、楽しんで貰えるように頑張ります！ (9月24日 15時) (レス) id: 19d1a9862d (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - つときょさん» 面白いです!!サイコーです!!😆😆😆😆 (9月23日 21時) (レス) @page18 id: e86143b1ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つときょ | 作成日時：2023年9月18日 21時
