セイイ ページ4
部活が再開され、三井がついに再始動した
髪を切り、差し歯を入れたそうだ
三井は凄かった二年のブランクを感じさせないほどの技術とレベルでこれには周りの部員たちも衝撃を隠せなかった
ーー
三井side
髪を切り、久しぶりにバスケ部の練習に参加した
いつの間にかほとんど辞めちまったんだろうな、周りのメンバーは俺の知らねぇ後輩ばかり
でもそこには俺の知ってる頃よりも、圧倒的に上手くなっている赤木と木暮がいた
みんなが着替えに戻る中、アイツは未だに宮城との練習に励んでいる桜木を遠くから眺めていた
今日、久しぶりに部活に参加して色んなやつに謝って、驚きの事実を知った
赤い髪がお揃いだとは思っていたが…双子だとは思わなかった
「お、おい」
桜木を応援するように見つめる、その横顔に話しかける
サッとこっちに目が向けば俺たちの視線は絡まり合う
「あ、ミッチー」
「は?なんだよミッチーって!?」
「花道が言ってた、ミッチーって」
変なあだ名を勝手に付けられニヤニヤと笑われた
「悪かったな...」
「なに急に!気持ち悪い!さっきみんないる時に謝ったじゃん」
「突き飛ばしちまったから...」
「別に気にしてないよ、それ謝るくらいなら彩ちゃん叩いたやつ連れてきて彩ちゃんに謝らせてもらう方が嬉しいし...」
「それは……本当に悪かった...」
「彩ちゃんにその事で謝ってるのみたから別にいいけどね
これからどうするつもり?」
「これから...」
「そう、これから!」
ピシッと人差し指を立て見せてくる
「私たちこれからが大事でしょ、再来週にはインターハイ始まるんだよ
これからどう、活躍していくのか...本気なら誠意、見せてよね
なんて、ふふ、幼なじみの受け売りだけど」
まだ少し肌寒い風がふわっと吹き、Aの髪を揺らした
「やるよ、ぜってぇやってやるさ
今度こそこのチームを全国制覇させてやる...!」
俺は誓うよ、お前に絶対全国の舞台を見せてやる
「よし!それでこそミッチーだ!」
「だからミッチーは辞めろって!」
バシッと強く背中を叩かれスイッチが入った
「おい、宮城、桜木!俺も混ぜろ!」
風に背中を押されるように、1on1をする宮城と桜木の元へ走っていった
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シルビア★姉貴 - つときょさん» 分かりました…大丈夫ですよ…😊😊😌😌 (9月25日 7時) (レス) id: e86143b1ee (このIDを非表示/違反報告)
つときょ(プロフ) - シルビア★姉貴さん» ありがたい提案なのですが、そういうのはトラブルの元になるためやらないようにしております。すみません、それでもとても嬉しかったです! (9月25日 7時) (レス) id: 19d1a9862d (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - つときょさん» もし、良ければ…合作しませんか?? (9月24日 16時) (レス) id: e86143b1ee (このIDを非表示/違反報告)
つときょ(プロフ) - シルビア★姉貴さん» コメントありがとうございます!面白いと思っていただけて嬉しいです!文才がある方では無いのですが、楽しんで貰えるように頑張ります! (9月24日 15時) (レス) id: 19d1a9862d (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - つときょさん» 面白いです!!サイコーです!!😆😆😆😆 (9月23日 21時) (レス) @page18 id: e86143b1ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つときょ | 作成日時:2023年9月18日 21時