土下座 ページ20
｢この度はほんっっっっとうに申し訳ございませんでした！！！！！｣
Aの声が競技場の駐車場に響く
花道の頭を抑えて一緒に土下座をしている
その目の前に立っているのは、先程肘打ちにより額を負傷した花形だった
｢お、おい...事故だったんだから気にしてないさ、頭を上げてくれ！｣
｢そんな訳には行きません！この度は私の愚兄が花形さんに多大なるご迷惑とご負傷をさせてしまい……｣
｢スマンかった...｣
辺りには翔陽と湘北の両チームメイトが揃っていた
花形は周りの目を気にしながら、未だにコンクリートの上で土下座を続ける桜木兄妹に焦りながらも優しく諭す
｢本当に気にしてないから大丈夫だから、土下座はやめてくれ｣
｢でも...｣
｢ほら、二人とも立て
そんなところに土下座すると膝を痛めるぞ｣
しゃがみこんで花道とAの顔をあげさせると立ち上がらせた
｢ありがとうございます...あ！眼鏡は弁償するので今から買いに行きませんか？｣
｢えっ！？？デートじゃねぇか！｣
｢ふざけんな！｣
｢裏切り者！！｣
Aのその発言に猛抗議する思春期男子たちを無視し、真面目に断る花形
｢えっ！？いや、事故なんだ貰えない｣
｢そんな訳にも行かないんです！ね、花道！｣
｢えっ、俺は別にメガネがいいって言うなら払わずに済んだ眼鏡代でハンバーガー食いに行っても...｣
｢花道！！｣
｢スイマセン...｣
食い意地の張っている花道を、鬼の形相で一喝するとAは花形の両手を掴んだ
｢今から！行きましょう！！｣
｢...っ……分かった｣
｢それなら私が送っていきましょう｣
花形とAが眼鏡屋に行くことを決めると、安西先生が乗せていってくれると言った
｢パパ！｣
｢｢｢パパ！？？｣｣｣
安西先生を、パパと呼んだことに驚いたのは翔陽のメンバーだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 243人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シルビア★姉貴 - つときょさん» 分かりました…大丈夫ですよ…😊😊😌😌 (9月25日 7時) (
レス) id: e86143b1ee (このIDを非表示/違反報告)
つときょ(プロフ) - シルビア★姉貴さん» ありがたい提案なのですが、そういうのはトラブルの元になるためやらないようにしております。すみません、それでもとても嬉しかったです！ (9月25日 7時) (レス) id: 19d1a9862d (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - つときょさん» もし、良ければ…合作しませんか？？ (9月24日 16時) (レス) id: e86143b1ee (このIDを非表示/違反報告)
つときょ(プロフ) - シルビア★姉貴さん» コメントありがとうございます！面白いと思っていただけて嬉しいです！文才がある方では無いのですが、楽しんで貰えるように頑張ります！ (9月24日 15時) (レス) id: 19d1a9862d (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - つときょさん» 面白いです!!サイコーです!!😆😆😆😆 (9月23日 21時) (レス) @page18 id: e86143b1ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つときょ | 作成日時：2023年9月18日 21時
