突撃！翔陽控え室 ページ11
牧と別れたAが廊下を走っていると湘北の控え室のところにもあった、翔陽控え室と書いてある立て看板があった
｢...ここか！｣
翔陽控え室の前に仁王立ちすると、気合を入れてその部屋の戸を叩いた
｢はい｣
低い声がし、ギィとドアが開く
｢こんにちは！本日対戦させていただく湘北高校のマネージャー、桜木Aです！挨拶に来ました！よろしくお願いします！｣
一息で言いきって勢いよく直角に頭を下げる
｢あ、あぁよろしく...｣
かなり上から聞こえる声に顔を上げるが見当たらない
もっと上を見れば、そこには黒縁の眼鏡をかけた男が困惑したように立っていた
｢でかっ｣
つい心の声を漏らした口を、さっと手で抑える
｢し、失礼しました...｣
｢いや、よくある事だから...｣
苦笑いするその男の目は、さっきからずっとAの髪の毛へと向かっていた
｢どうした？花形｣
花形と呼ばれた大柄な男の後ろから、その男よりは小さい、明るい茶髪の男がでてきた
｢ん？うわっ｣
茶髪の男は花形の肩を組んでAに背を向けるとコソコソと話し始めた
｢お、おいこの子めっちゃ可愛いじゃねぇか、誰？知り合い？｣
｢いや湘北のマネージャーだ、挨拶しに来たらしい｣
ばっとAへと振り返る
｢へぇ〜中入るか？｣
まじまじとAの全身を見て、親指を突き立て控え室の中へと指す
｢藤真！？｣
藤真と呼ばれた男に流され、Aが翔陽の控え室へと入ると、そこにいるメンバーはみんな大柄だった
ポケットからサッと選手表を取りだしたAが確認すると
｢あっ、藤真さん...キャプテンさんなんですね｣
｢お、おう｣
藤真はAから名前を呼ばれドギマギしながら答えた
｢それで...花形さん？は...おお！凄い197cm！ゴリキャプテンと同じだ、ポジションもセンター！｣
｢あ、あぁ｣
改めてベンチに座ってAの顔を見た花形も褒められ少し照れながら頷いた
｢あとそっちにいるのは...｣
その場で花形に続いて大きい人を見る
｢おれは永野です｣
｢永野さん、あれ？そうするとこのチームで二番目に大きい高野さんは...｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 243人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シルビア★姉貴 - つときょさん» 分かりました…大丈夫ですよ…😊😊😌😌 (9月25日 7時) (
レス) id: e86143b1ee (このIDを非表示/違反報告)
つときょ(プロフ) - シルビア★姉貴さん» ありがたい提案なのですが、そういうのはトラブルの元になるためやらないようにしております。すみません、それでもとても嬉しかったです！ (9月25日 7時) (レス) id: 19d1a9862d (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - つときょさん» もし、良ければ…合作しませんか？？ (9月24日 16時) (レス) id: e86143b1ee (このIDを非表示/違反報告)
つときょ(プロフ) - シルビア★姉貴さん» コメントありがとうございます！面白いと思っていただけて嬉しいです！文才がある方では無いのですが、楽しんで貰えるように頑張ります！ (9月24日 15時) (レス) id: 19d1a9862d (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - つときょさん» 面白いです!!サイコーです!!😆😆😆😆 (9月23日 21時) (レス) @page18 id: e86143b1ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：つときょ | 作成日時：2023年9月18日 21時
