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潤
潤「他には?」
店「うーんそうねぇ…。なんだかやたらと急いでたみたいだったわ。夕方頃だからご飯の準備で必要なのかなって。それにしては色んな種類買ってたけど。」
友達の家に持って行ったとか?いや、でも最近翔にいは家でしか食べてないし…。
こっそり動物を飼ってるとか?でもそれやるなら雅にいの方がまだ確立があるし。色んな種類ってのも気になるし。
潤「んー、兄に聞いてみます。ありがとうございました。」
とりあえず悩むのは後だ。この荷物を家まで持って帰らなくては。
おおきなエコバックにカゴ二つ分の荷物を突っ込むとよいしょと持ち上げる。
買った時のホクホク感はいつの間にか消えてしまっていた。
家に戻ると和が玄関で待っていた。
和「さ、どんどん閉まっていきますよ!…ってどうしたんですか、そんな深刻そうな顔して。あんまり買えなかったんですか?」
沢山あるように見えますけどねーなんて呟きながらこちらを伺う柴犬のような顔。
ああ、心配させちゃってるな。
潤「ううん、買い物の方は大勝利。でもちょっと気になる話を耳に挟んでさ。」
和は少しだけ心配の色を残した顔で俺を見つめる。
和「…話、後で聞きますから。とりあえずしまっちゃいましょ。冷蔵庫に入れなきゃいけないものが沢山あるでしょ。」
よたよたと運び出したのを見て慌てて荷物を奪う。
流石に和の筋力でこの量を持つのは無理だ。
潤「俺が運ぶから、冷蔵庫に入れるものをどんどんしまって欲しいな。」
和「ふふっ、任されました。」
その後は双子持ち前の息の合わせ方でテキパキと片付けていく。
最後の一つを棚に押し込んで今回の超特売日の戦いは完全に幕を降ろした。
コーヒーを二人分淹れてホッと一息。
和「ふぅ〜。終わりましたね…。さて、潤君の悩みを聞きますよ。おじさんと翔さんはバイトで遅くなる日ですし、雅紀は部活に顔出すって言ってましたから。」
優しい眼差しに背中を押されて、俺は今日聞いたことを和に話す。
潤「あのね、レジの人から聞いた話なんだけど…。」
うんうんと相槌を打ってくれる和。ほんと優しいなぁ。
話下手な俺の説明を一言一句聞き逃すまいとしてくれているのが身に染みた。
潤「ついこの間、翔にいが大量の肉を買ってたみたいなんだ。とても一人で食べきれる量じゃなかったみたいなんだけど、そんな量の肉が家にストックされたの見たこと無いし翔にいが自分で何か作るとも思えないでしょ。」
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とうこ(プロフ) - いつも楽しく拝読させて頂いています！4か、5か…の間？のような感じで、4人でSさんの力を小さくし、小鬼？くらいの能力に抑えながら、永く同じ時間を過ごしていく…みたいな感じもどうかな？と思いました。どんな結末になるか楽しみにしています！ (2021年12月19日 19時) (
レス) @page49 id: d6b414cbbc (このIDを非表示/違反報告)
花序(プロフ) - はじめまして。いつもひっそり楽しく読ませていただいております！わたしは5を希望します。先に寿命を迎える事は悲しい事ですが翔くんの心が4人によって浄化されたらいいなと思います。そしていつかまた何らかのカタチで再会できたら幸せですね。 (2021年12月18日 20時) (レス) @page49 id: 9d25e37658 (このIDを非表示/違反報告)
まさきっち - 私は4を希望します (2021年12月16日 12時) (レス) @page49 id: 61f762c73c (このIDを非表示/違反報告)
翠奈 - ４です。でも、いつかまたあおうねってかんじでおわかれがいいです。できれば、１年後とかに４人の能カも消えて、翔くんもふつうになって５人でくらすっていうかんじがいいです。色々すみません！！ (2021年12月15日 18時) (レス) @page49 id: 87c0cb4545 (このIDを非表示/違反報告)
夏音(プロフ) - 4 なのですが、数十年後に4人の前に生まれ変わった幼い翔くんと出逢い5人で暮らすとか。ほんのりアンハッピーじゃなくなるといいなぁ。 (2021年12月15日 18時) (レス) @page49 id: 4a8a281850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽方向 | 作成日時：2021年11月1日 11時
