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雅紀
夜ご飯の後、珍しくさとちゃんと和がリビングではなく部屋に戻っていった。
なんかあったのかなぁなんてさして気にもせずにいたら暫くして二人が一緒に降りてきた。リビングをきょろきょろと見まわしている。誰か探してんのかな。
雅「どうしたの?」
智「いや、翔くんは?」
あー、翔ちゃん探してたのか。
雅「翔ちゃんなら丁度お風呂入ったとこだよ。」
そう言うとなぜか二人はホッとした顔をした。
智「ちょうどよかった、翔くん抜きではなしたいことがあるんだ。」
キッチンで明日の準備をしていた潤もそれを聞いてリビングの方にやってきた。
翔ちゃん抜きってことは霊能力関係の事かな。
雅「どうしたの?」
智「実はさ、翔くんが厄介なことに巻き込まれてるかもしんねぇんだ。」
潤「翔にいが!?」
翔ちゃんが何かに巻き込まれている。それは俺たち兄弟にとって重大な事件である。
雅「詳しく教えて。」
潤「つまり翔にいはなんらかの経由で『鬼』と関わりを持っている可能性が高いと。」
和「そうなりますね。」
よりにもよって翔ちゃんが、一番抵抗するすべを持たない翔ちゃんがそんなヤバそうなのと…。
ショックで呆然とする俺と潤にさとちゃんが声をかける。
智「まだそうと決まったわけじゃない。…もしそうなら、きっと数日中にまた行動を起こすと思う。その後をつけよう。だからそれまでは悟られないようにしてほしいんだ。…お願いできるか?」
ごくりと喉が鳴る。
なんとしてもこの作戦を成功させなくては…!
全員で頷いた時、風呂場の方から声がした。
翔「上がったよ〜、次は?双子はどっちから入るんだ〜?」
潤「はーい、俺から入る!」
さとちゃんが目で解散の合図をする。俺たちは何事も無かったかのようにリビングの定位置に戻る。
翔「ふ〜、良い湯だった…。」
髪の毛をタオルでガシガシと拭きながら入ってきた翔ちゃんにドンっとタックルするように和が抱きつく。
翔「ぅおあ!…おー?どうした?和。」
そんな和の頭を優しく撫でる翔ちゃん。
うん、絶対に翔ちゃんを守らなきゃ…!
そこからさとちゃんを中心に翔ちゃんの大学帰りを見張る日々が始まった。
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とうこ(プロフ) - いつも楽しく拝読させて頂いています！4か、5か…の間？のような感じで、4人でSさんの力を小さくし、小鬼？くらいの能力に抑えながら、永く同じ時間を過ごしていく…みたいな感じもどうかな？と思いました。どんな結末になるか楽しみにしています！ (2021年12月19日 19時) (
レス) @page49 id: d6b414cbbc (このIDを非表示/違反報告)
花序(プロフ) - はじめまして。いつもひっそり楽しく読ませていただいております！わたしは5を希望します。先に寿命を迎える事は悲しい事ですが翔くんの心が4人によって浄化されたらいいなと思います。そしていつかまた何らかのカタチで再会できたら幸せですね。 (2021年12月18日 20時) (レス) @page49 id: 9d25e37658 (このIDを非表示/違反報告)
まさきっち - 私は4を希望します (2021年12月16日 12時) (レス) @page49 id: 61f762c73c (このIDを非表示/違反報告)
翠奈 - ４です。でも、いつかまたあおうねってかんじでおわかれがいいです。できれば、１年後とかに４人の能カも消えて、翔くんもふつうになって５人でくらすっていうかんじがいいです。色々すみません！！ (2021年12月15日 18時) (レス) @page49 id: 87c0cb4545 (このIDを非表示/違反報告)
夏音(プロフ) - 4 なのですが、数十年後に4人の前に生まれ変わった幼い翔くんと出逢い5人で暮らすとか。ほんのりアンハッピーじゃなくなるといいなぁ。 (2021年12月15日 18時) (レス) @page49 id: 4a8a281850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽方向 | 作成日時：2021年11月1日 11時
