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和
雅紀がお風呂から上がったころ、おじさんがバイトから帰ってきた。
智「ただいまぁ。」
間延びした声がリビングに届く。
待ってましたとばかりにダダダと玄関に走るとその勢いに驚いて少しだけさとにぃが仰け反った。
和「ちょっと、なに避けてるんですか。」
智「いや、びっくりして…。どした?」
全く、避けたこと根に持ってやるからな。
少しだけ睨むと本題に入る。
和「ちょっと聞きたいことがあるんですけど、ご飯の後お時間良いですか?おじさんの部屋集合で。」
少しだけ真面目な空気にさとにぃの顔が引き締まる。
智「…分かった。」
潤「さとにー?和ー?早くリビング入りなー!」
キッチンから潤君の声が聞こえてきた。いったんこの話はおしまいだ。
翔さんももうすぐ帰ってくるだろう。
お腹も良い感じにすいてきた。
潤「ちょっとー!立ち話してないで手伝ってー!」
おっとこれ以上は潤君に怒られる、急がなきゃ。
おじさんの背中を後ろからぐいぐいと押す。
智「やぁめぇろぉよぉ。」
きゃっきゃと声を上げながらリビングに入ると潤君が呆れた顔をしてこちらを見ていた。
潤「仲良いのは分かるけどさ…。ほら、さとにい。翔にい返ってくる前にお風呂入るの?後にするなら手洗ってこっち手伝って!」
潤君に急かされてそれじゃあ風呂入ってくると部屋に駆け足で戻るさとにぃ。
ご飯の後は私とお話がありますもんね。
後姿を見送ていると潤君に和は手伝って!っと怒られてしまった。
しっぱいしっぱい。
雅紀が一連の流れをニヤニヤと眺めていたのでとりあえず一発蹴飛ばしておいた。
雅「いってぇ!もう、和ってば蹴らなくてもいいじゃん!」
和「うるさい!雅紀のくせに。…ほら雅紀も手伝ってください。」
ため息つきながら言ってあげると、うひゃひゃっなんて笑いながらしょうがないなぁなんて頭をぐしゃぐしゃと撫でられる。
…普段は騒がしいだけのくせにこうやってたまに兄貴面するから敵わないのだ。
なんだか負けた気がして悔しいから配膳に集中する。
テーブルの上に準備が整ったころ
翔「ただいまー。」
翔さんが帰ってきた。
智「ふう、良い湯だった…。」
おじさんもタイミングよく風呂からあがる。
翔「うわ、ちょー良い匂い!うまそー。腹減ったぁぁ!!」
さて、楽しい夕食タイムといたしますかね!
和「翔さん、お帰りなさい!準備できてるんで手、洗ってきてくださーい。」
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とうこ(プロフ) - いつも楽しく拝読させて頂いています！4か、5か…の間？のような感じで、4人でSさんの力を小さくし、小鬼？くらいの能力に抑えながら、永く同じ時間を過ごしていく…みたいな感じもどうかな？と思いました。どんな結末になるか楽しみにしています！ (2021年12月19日 19時) (
レス) @page49 id: d6b414cbbc (このIDを非表示/違反報告)
花序(プロフ) - はじめまして。いつもひっそり楽しく読ませていただいております！わたしは5を希望します。先に寿命を迎える事は悲しい事ですが翔くんの心が4人によって浄化されたらいいなと思います。そしていつかまた何らかのカタチで再会できたら幸せですね。 (2021年12月18日 20時) (レス) @page49 id: 9d25e37658 (このIDを非表示/違反報告)
まさきっち - 私は4を希望します (2021年12月16日 12時) (レス) @page49 id: 61f762c73c (このIDを非表示/違反報告)
翠奈 - ４です。でも、いつかまたあおうねってかんじでおわかれがいいです。できれば、１年後とかに４人の能カも消えて、翔くんもふつうになって５人でくらすっていうかんじがいいです。色々すみません！！ (2021年12月15日 18時) (レス) @page49 id: 87c0cb4545 (このIDを非表示/違反報告)
夏音(プロフ) - 4 なのですが、数十年後に4人の前に生まれ変わった幼い翔くんと出逢い5人で暮らすとか。ほんのりアンハッピーじゃなくなるといいなぁ。 (2021年12月15日 18時) (レス) @page49 id: 4a8a281850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽方向 | 作成日時：2021年11月1日 11時
