【名探偵コナン】知らないうちに人助けしていたらしい。

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「冗談はよせ」

「面白い人ですね。自分が疑われているにも関わらず、それを冗談で済ますなんて」



そこには見知った顔と見知らぬ顔があった。

何やら怪しげな会話に二人の関係が良好でないことが分かる。それから二人は言い争いをしていて、気付けば私の好奇心も冷めていた。ただ今出るとバレそうで怖いので、二人の話が終わってから出ることに。



「貴方だって、もうお分かりですよね？」



カチャリと音がして見てみると、彼は拳銃を手に持っていた。

いくら警察官だからって脅しの材料に拳銃を使うのは如何なものか。頭は冷静なのに体は硬直して動かなかった。

拳銃を向けられた男性も慌てて謝って、土下座して、頼むと懇願している。
それでも彼の瞳は真っ黒だった。



「そんなに頼み込んだって、貴方がNOCだという疑いは晴れないんですよ」

「っお前！そもそも俺を許す気なんて更々なかったんだな！」

「一体誰がいつ、土下座をすれば許すと言ったんですか？」



挑発的な態度に男の人はムカついているようだった。
彼の胸ぐらを掴む男の人の胸元に、拳銃が当てられる。

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