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ヘチャンくんに引っ張られるまま授業中の教室に入る
夏の暑さにやられたのか、ヘチャンくんの熱に充てられてなのか顔はほてったままで、ぼーっとしていた。
「先生ー！ユン・Aさん熱があるみたいなので早退します。俺が送ってきます」
先生も、(恥ずかしさで)真っ赤な顔でふらふらしている私の姿を見て「お大事に」とすんなりサボりが成功し教室の外に出た。
ヘチャンくんは廊下に出てから私の手を取り、階段を駆け下りる
「こらー！イヘチャン！！お前は元気なんだから戻れ！！」
おかしいことに気づいた先生の声が遠くから聞こえたけどもう、私たちはもう下駄箱のある一階までたどり着いた
HC「やべ、追いかけてくるかな」
「逃げる？」
HC「走ろ！」
私の手を引っ張って走るヘチャンくん
校門の外に出た瞬間誰も追いかけてきてないことを確認して笑い合った
「急に早退なんて言うからびっくりした」
HC「Aちゃんが連れ出して欲しそうだっから」
まるで私のことを何でもわかっていますと言わんばかりに、自信あり気に話すヘチャンくん
HC「ね、どこ行く？俺Aちゃんのやりたいこと全部叶えたい」
と愛おしそうに見つめて聞く彼の姿に、昔私が見たヘチャンくんを思い出した
彼の大切な存在なりたいとヘチャンくんのことを眺めていた私
あの時見ていた、彼女に向けて愛おしそうに見つめる視線が今私だけに向いている
君の大切になりたかった
「私の願い今、全部叶ったよ」
［完］
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えむ(プロフ) - み！さん» コメントありがとうございます♡嬉しいお言葉ありがとうございます！！引き続き楽しんで頂けるよう頑張ります☺️ (2022年2月27日 23時) (
レス) id: b3f0bce012 (このIDを非表示/違反報告)
み！(プロフ) - ストーリーがとても好きで、何度も読み返しています😭❣️更新楽しみにしています😌😌❣️ (2022年2月27日 1時) (レス) @page14 id: ef344ed631 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ
| 作成日時：2022年2月23日 23時
