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二人で白線の内側に並ぶ
HC「俺もう、あの時にはAちゃんに惚れてたよ」
「いつ？」
HC「駅のホームに居た時。Aちゃんが俺のことを褒めてくれて、俺をちゃんと一人の人間として見てくれてる人が居るんだって思ったら嬉しかった」
HC「キスした後真っ赤になる姿見て、誰にもこの顔見せたくないって思った」
HC「好きだよ」
甘すぎるヘチャンくんに私は照れてうつむくことしかできない
圧倒的に恋愛スキルがなさすぎるのだ。どうやって返したらいいのかわからない。
HC「Aちゃんは？」
「好きだよ、ヘチャンくんのこと」
HC「んふふ。危ないから手繋いで電車待とう」
サラッと私の右手を掴んで指を絡める
ヘチャンくんの手は私よりも大きくて骨っぽくて横に並んでみると背も体格も全く違う
−−−−まもなく2番線にXX行きの電車が参ります
HC「早く食べたい」
「？なんて言ったの？」
HC「ん？Aちゃんが可愛すぎて困るって言った」
−−−−−−−−電車が到着します。白線の内側に下がってお待ち下さい。
「そういえばヘチャンくんも私のことずっとちゃん付けで呼ぶね」
HC「呼び捨てよりもちゃん付けの方が大切にしてる感じしない？」
「ヘチャンくんが名前呼んでくれるならなんでもいいや」
HC「俺もAちゃんがヘチャンくんって呼ぶのも悪くないなって思い始めた。女の子で俺のことくん付けで呼ぶのAちゃん位だしすぐわかるし」
「ヘチャン…」
急に呼び捨てで呼んだ私にびっくりして振り向いた瞬間、電車が私たちの目の前を風を切ってすぎる。その瞬間に私は思い切ってヘチャンくんの頬に短くキスを落とした
「あの時の仕返し」
と笑えばヘチャンくんは「マジで無理！反則！！」とその場で地団駄を踏んだ
あの時とは逆の立場で笑顔でヘチャンくんを引っ張って電車に乗る
HC「はあ…もう、Aちゃん策士なの？怖すぎ」
「ヘチャンくんの真似しただけ」
後から恥ずかしさが襲ってきて、私の顔はいつも通り赤くなっていた
HC「策士な訳ないもんね…こんなに真っ赤になって可愛いんだもん」
私の赤い頬にヘチャンくんの手が触れる
夏だから、汗もかいてるから触らないで欲しいのに、ヘチャンくんはそんなのお構い無しにほっぺを撫でて私を揶揄う
HC「家まで送る」
そう言ってヘチャンくんの最寄り駅を通り過ぎて隣駅で一緒に降りる
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えむ(プロフ) - み！さん» コメントありがとうございます♡嬉しいお言葉ありがとうございます！！引き続き楽しんで頂けるよう頑張ります☺️ (2022年2月27日 23時) (
レス) id: b3f0bce012 (このIDを非表示/違反報告)
み！(プロフ) - ストーリーがとても好きで、何度も読み返しています😭❣️更新楽しみにしています😌😌❣️ (2022年2月27日 1時) (レス) @page14 id: ef344ed631 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えむ
| 作成日時：2022年2月23日 23時
