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３,考え ページ6
僕はいらない存在だ。
僕はお父様から見れば、道具でしかないのだ
今の僕を心から愛してくれるしとなんているはずがない
そんなことを思いながらエイリアボールでワープしている
僕は姉の舞華が嫌いだ
もちろん両親も
僕を「死ね」「いらねーんだよ」「気持ちわりぃ」と毎日、毎日言ってきた
姉の本性は驚くほど悪いのだ
表では「大丈夫？私の妹を悪く言わないでよ！」
とか……。
《アンタがあたしの妹？？ねぇ、あたしの評判悪くなるでしょ？アンタの姉とかイヤなんだけど》
《アンタピアノコンクールに出るの!?ふざけないでよ!!あたしの方がピアノ上手いんだけど!?》
《アンタの歌唱力が選ばれた!?あたしの方が上手いのに!?アンタの才能なんかよりあたしの方がいいんだから!!》
《あたしの歌唱力を知りたい？ﾌﾝｯいいわよ。
バッと通ったトラックが↑君を↓引きずって泣き叫ぶ↑》音程外しまくり
《国語、英語、音楽、体育満点!?化け物の癖に!!》
蓮架「顔色悪いよ…？まさかまた、舞華さん……？」
「……イヤ、ちょっと考え事してただけ」
蓮架「ほんと？ならいいけど……」
あの姉……ふざけたことぬかしてくれる
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作者名：涼野照美 | 作成日時：2016年12月26日 23時
