《ありがとう》プロローグ 蓮架version ページ3
私は昔から親がいなかった。
おばあちゃんもいないし、おじいちゃんもいない
学校生活も上手くいかなかった
友達も少なかった
そんなある日、意味もわからない男子がちょっかいを出してきた
《お前、誰だっけ？》
蓮架「七宮蓮架だけど…」
《あぁ、人類のゴミだっけ？www》
それから私は毎日《人類のゴミ》とその男子にいわれた
そして、等々イライラが爆発し、いじめのアンケートにその男子の名前を書いた
そうしたら先生と男子、私で話し合った
《僕はなにもやってません！》
嘘つけ…
そう言う勇気も出ず、私は黙っていた
そして何故か偶然Aが通り、
いつもと口調が違う姿で
「言えねーのかよ」
《は？》
「言えねーのかよ。先生の前じゃ。怒られるのがこえーのか？」
《怖くねーし》
「テメェ七宮に人類のゴミっていったんだろ？
これじゃ僕が怒られるかも知れないけどさ、
テメェはその人類のゴミにもなれねー空気以下のクズ人間なんだよ！！」
空気以下というのは本人曰く「彼奴気持ち悪いから吸うなんてごめんだ」らしい
先生「どうやら本当に言ったみたいね」
その男子は連れていかれた
蓮架「あ、ありがとう！！」
「…別に。僕に近づかないほうがいいよ。化け物だし」
蓮架「Aは化け物なんかじゃないよ！A、私の友達ね！！決定！！！」
「は？」
蓮架「Aは可愛いね〜♪」
「え、ちょっ！」
あの時、Aがいてくれなかったら私の明るさは100%なかったと思う
今でも伝えきれないほど、たくさんのありがとうを捧げたい
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作者名：涼野照美 | 作成日時：2016年12月26日 23時
