人間どもに復讐を…《イナイレ》 (ページ2)

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《憎い》プロローグ　　貴方version ページ2

僕は昔化け物と呼ばれていた

なんでかわからないよね？

人の心が読めるからだよ

奇妙な力を持ったせいで近所、クラスメート、そして親までにも嫌われた

《お前ってイヤな能力持ってるよな》

《人の心が読めるって気持ち悪いね。だって思ってること全部わかるんでしょ？》

《変な能力。きったねー》

「……」

昔はコントロールができなかったから、毎日のようにこの能力を使っていた

人の好きな人とか、聞きたくもないものを聞いてしまっていた……

そんな僕に

『大丈夫です。貴方の能力は素晴らしいですよ』

「どこが…こんな気持ち悪い能力、いらないよ」

『でも、人が困っているときや嫌なとき、助けてあげられるでしょう？』

「！！でも、コントロールできない」

『私が協力します。親は…』

「いない。僕を捨てて、どこかにいった」

『そうですか。では、私の家に来ますか？』

「いいの？」

『もちろんです。大歓迎ですよ』

お父様がいなければ、今の僕はなかった

僕を見捨てたクズな人間どもに復讐をしてやる