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ゴンくんと別れた後、ヒソカについて行くと、二次試験会場に辿り着いた。
ヒソカ｢間に合ったみたいだね｣
A｢それより手当てするから、その人木陰に寝かせて｣
ヒソカ｢分かったよ｣
ヒソカが気絶した男を木陰に寝かせる。
私は掌にオーラを込めて、その人の頬に手を当てた。
ヒソカ｢いいなぁ。ボクも怪我したら君の手で冷やしてくれるのかい？｣
A｢なんなら今すぐ氷漬けにしてあげてもいいわよ｣
ヒソカ｢フフ、嘘だよ嘘♡｣
少し低い声でそう言うと、ヒソカは悪びれることなく微笑んだ。
その後、ゴンくんと先程逃げて行った金髪の男も無事に二次試験会場に辿り着き、一次試験は終了した。
サトツ｢皆さん、お疲れ様でした！ここビスカ森林公園が二次試験会場となります。では私はこれで。皆さんの健闘をお祈りします｣
サトツさんが来た道を戻って行くと、背後で扉の開く音が聞こえた。
扉の先にいたのは、大男と私と同じくらいの女性だった。
メンチ｢一次試験を通過した受験者の諸君、中へ！ようこそ！私が二次試験試験官のメンチよ｣
ブハラ｢同じくブハラ｣
メンチさんに言われた通り、扉の中に入ると、ブハラさんの方から大きなお腹の音が聞こえてきた。
｢何だ？この音は｣
メンチ｢どうやら腹ペコのようね〜｣
ブハラ｢もうペコペコだよ｣
メンチ｢そんなわけで、二次試験は…料理よ！｣
｢りょ…料理？｣
｢ちょっと待て、料理だと！？俺達はハンター試験を受けに来てんだぜ？｣
メンチ｢そうよ。私達を満足させる料理を作る、これが二次試験の課題よ｣
｢何で料理なんだよ！｣
メンチ｢なぜなら、私達は美食ハンターだから｣
メンチさんの言葉に、受験者達は可笑しそうに笑い出す。
｢あ？プッ、ハハハ…！ったく、拍子抜けだぜ｣
｢美食ハンターだとよ｣
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作者名：風鈴草 | 作成日時：2021年4月9日 3時
