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「コックリさんが降りて来たんだから質問したらどうだろう！」
何やらコックリさんはコックリさんぽいことがしたくなったらしく、そう私達に言い放った。
つか、何故私まで見るし。
こひなはパソコンでググりながらコックリさんに目を向ける。
「ググった方が早いです」
コックリさんは憎々しげに背後に何かを背負う。
そして、こちらにチラチラと視線を寄越してきた。
「お、お前はあるよな？な？！」
無言を貫いていると、遂には迫ってきたコックリさん。
私はコックリさんから視線を外してこひなの使うパソコンを覗きながら言った。
「……私はコックリさん自体してないから聞く聞かないとかないから。それに呼んだのこの子」
ピシッとこひなに指を差せば、嫌そうに顔を梅干にした彼女が睨んでくる。
しかし、あんなジメジメした攻撃はもう懲り懲りだ。
暫くコックリさんを放置していると、彼はそっぽを向いてしまった。
「コックリさんも舐められたもんだ。俺はネットと違ってどんな質問にも正確に答えられる」
真横でこひなの頭に電球が灯った。
「コックリさんコックリさん」
首を傾けたこひながコックリさんを呼んだ。
そして、振り返ったコックリさんに尋ねる、
「命とは、人生の意味とはなんですか？安楽死とは罪ですか正義ですか？クラムボンとは何ですか？コックリさんのスリーサイズは？今日の下着は何色ですか？」
後半から危ない。
私はさり気なくこひなを止めた。
「はーい、ひなちゃん黙って。あの変態と同類になりたいの？」
「しば漬けになる方がマシです」
「よし。いいこ」
振り返りざまにこひなが本気で嫌そうな顔をして、言葉を止めたのを確認して撫でてやれば擦り寄ってくる。
「答えの無い質問とセクハラと精神的な言葉の暴力はやめろ！お前らは俺が嫌いか！！」
「はい」
「うん」
途中で入ったコックリさんの文句など聞く耳を持ちたくもない。
私とこひなは泣き出したコックリさんを横目に拳と拳をぶつけあった。
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キース - 面白いです！更新頑張ってください！ (2016年8月2日 23時) (
レス) id: b1702cbaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - とても面白いです！違う作品でも、頑張ってください！ (2016年1月4日 15時) (レス) id: d3c3756fcc (このIDを非表示/違反報告)
威亜(プロフ) - 面白いです (2015年9月3日 0時) (レス) id: 201d9303c7 (このIDを非表示/違反報告)
逆巻テディ - 面白いです♪私は夢主ちゃんの学校生活についてめっちゃ読みたいです(^^♪ (2015年8月9日 21時) (レス) id: 3dd5edf683 (このIDを非表示/違反報告)
てふてふ - 龍さん» ご指摘ありがとうございます！直ちに手直し入れさせて頂きます！！ (2015年8月6日 23時) (レス) id: d89bc8a970 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てふてふ | 作成日時：2014年10月13日 3時
