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目の前に並ぶのは家庭的なホカホカと湯気をあげる料理の数々。
私とこひなはそれを見て声を上げる。
「何おま、家庭的過ぎ……」
「しかし、市松はジャンクフードの方が……」
「黙って食え」
有無を言わさない雰囲気に私もこひなも座って箸を取る。
そして、座った私達の横に座ったコックリさんは何を思ったのか胸元に手を入れながら言う。
「取り敢えず多めに作ったが他の家族はまだ帰って来ないのか？」
私はそっと目を伏せた。
「私とこひなは二人暮らしだから誰も帰って来ないよ」
「は？」
コックリさんが目を見開いた。
すると、こひながポツリと呟く。
「こういうご飯は、お姉以外の人がいる食事は久しぶりです」
「二人で寂しくないのか？」
無駄にシリアスな空気が流れた。
けれど、だ。
「これと言って特には。こひなもいるのに交えて何かしらの気配がいつもするし」
ねっ、とこひなに目を合わせれば彼女はコクンの頷いてくれて同意もしてくれる。
「はい。何より、人形は何も感じません。それにお姉もいるし、その気配も本当にありますし二人の気がしません」
私達姉妹の背後の襖が揺れたり笑い声が聞こえ始めた。
「ほら、大家族でしょ？」
私はコックリさんに安定の無表情で同意を求める。
しかし、彼はダラダラと顔から汗と青ざめさせ叫ぶ様にして尻尾をピンと伸ばして叫んだ。
「逆に辛いわ！｣
このあと、コックリさん自ら彼らの元へ赴いて暫く断末魔が我が家の中を支配しました。
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キース - 面白いです！更新頑張ってください！ (2016年8月2日 23時) (
レス) id: b1702cbaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - とても面白いです！違う作品でも、頑張ってください！ (2016年1月4日 15時) (レス) id: d3c3756fcc (このIDを非表示/違反報告)
威亜(プロフ) - 面白いです (2015年9月3日 0時) (レス) id: 201d9303c7 (このIDを非表示/違反報告)
逆巻テディ - 面白いです♪私は夢主ちゃんの学校生活についてめっちゃ読みたいです(^^♪ (2015年8月9日 21時) (レス) id: 3dd5edf683 (このIDを非表示/違反報告)
てふてふ - 龍さん» ご指摘ありがとうございます！直ちに手直し入れさせて頂きます！！ (2015年8月6日 23時) (レス) id: d89bc8a970 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てふてふ | 作成日時：2014年10月13日 3時
