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私が呆れる側でいつもの二人はコントをかましている。
「馬鹿野郎!何でOKだすんだよ。駄目だろ!」
「添加物まみれのスープが腰のない麺のにからみ、お口の中で翼を広げ約束の地アルカディアへ」
……会話できてない。
「こひな様とは契約成立でごさいますね」
キラリと此方を向いた瞳。
「小娘に取り入るなど造作も有りません。後は貴女様だけ……私の野望が叶う日も近い」
なんか良くは分からないけれど背後に変な空気を背負う奴。
私はこひなからカップ麺を奪い取り手が届かないように背伸びしながら告げた。
「妹をもので釣らないでくれますか?あと、私は契約なんぞしない」
こひなが私のスカートの裾を掴んで手を伸ばし始めた。
「カプ麺ー」
「こひな、シットダウン」
渋々と机の前に座って顔を膨らますこひな。
コックリさんが奴に向けて尋ねた。
「こいつらの名前や好物を知っていることといい、貴様ただの狗神じゃないな?」
「おや……解りますか。そう、私はお二人のストーカーでございます!」
カッと開かれた目に私は若干引いてコックリさんが叫ぶ。
「一番嫌な答え出た!!」
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キース - 面白いです!更新頑張ってください! (2016年8月2日 23時) (レス) id: b1702cbaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - とても面白いです!違う作品でも、頑張ってください! (2016年1月4日 15時) (レス) id: d3c3756fcc (このIDを非表示/違反報告)
威亜(プロフ) - 面白いです (2015年9月3日 0時) (レス) id: 201d9303c7 (このIDを非表示/違反報告)
逆巻テディ - 面白いです♪私は夢主ちゃんの学校生活についてめっちゃ読みたいです(^^♪ (2015年8月9日 21時) (レス) id: 3dd5edf683 (このIDを非表示/違反報告)
てふてふ - 龍さん» ご指摘ありがとうございます!直ちに手直し入れさせて頂きます!! (2015年8月6日 23時) (レス) id: d89bc8a970 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てふてふ | 作成日時:2014年10月13日 3時