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別に空き巣テクは流行ってないらしい。
奴は口元をニヤリと歪めて再び胸元に手を当てて此方を見る。
「A様、こひな様。是非私と契約し、私の主となってください。生涯の忠誠を誓います」
それに対してコックリさんが凛々しく前に出た。
「断る、二人を狗神憑きにする気はない！」
しかし、あれだ。
「何か問題でもあるのですか？」
こひなのコックリさんへの質問に私は彼を見上げて頷く。
すると、コックリさんは真剣な顔を狗神とやらに向けて説明し出した。
「狗神は蟲術の一種で犬を呪詛の要として犠牲にし使役する死霊にしたものだ」
「藁人形的な？」
コックリさんが微妙な顔をした。
「それは知らん。しかしだな、狗神は呪詛と略奪で主に奉仕し家を栄えさせるが多くの狗神持ちは力を増した狗神をいじできずに衰退し滅んじまう」
私とこひなは、目の前で微笑む奴に目を向ける。
「取り敢えずだな、狗神は従順なふりをしてやがて宿主を喰い潰す獣だ」
そこまで危ないとか知らないわ。
こひながコックリさんの着物の後ろ部分を掴んで呟いた。
「危ないワンワンなのです」
私はそれに頷き、塩を片手に奴に投げつける。
「ダンボールに帰れ」
コックリさんが如何にも殺ってやるって言う感じに一歩前に進む。
「安心しろ、お前たちには手出しはさせないさ。決して気を許すな！」
ガサガサと目の前のスーツが胸元をあさり出してある物を出した。
「ところでこひな様。今ご契約の方には新作カップ麺をプレゼント！」
これにこひなが釣られない訳ないよねー。
やはりと言ったところか、こひながカップ麺に飛び付いた。
「コンゴトモヨロシク！」
「こひなぁあああ！」
「やっぱりな……」
絶叫するコックリさんと呆れて頭に手を当てて溜息を吐いた私だった。
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キース - 面白いです！更新頑張ってください！ (2016年8月2日 23時) (
レス) id: b1702cbaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - とても面白いです！違う作品でも、頑張ってください！ (2016年1月4日 15時) (レス) id: d3c3756fcc (このIDを非表示/違反報告)
威亜(プロフ) - 面白いです (2015年9月3日 0時) (レス) id: 201d9303c7 (このIDを非表示/違反報告)
逆巻テディ - 面白いです♪私は夢主ちゃんの学校生活についてめっちゃ読みたいです(^^♪ (2015年8月9日 21時) (レス) id: 3dd5edf683 (このIDを非表示/違反報告)
てふてふ - 龍さん» ご指摘ありがとうございます！直ちに手直し入れさせて頂きます！！ (2015年8月6日 23時) (レス) id: d89bc8a970 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てふてふ | 作成日時：2014年10月13日 3時
