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コックリさんによるこひなのカップ麺処理が始まった。
隠していた物は勿論のこと、普通に置いているものまで全て捨てられてしまった。
とは言ったものの、私は一応は見つかりにくい場所に置いてあるのもあるので何ら不自由ない。
でも、こひなは違った。
「あ……あぁ……あ……コレクションが、ストックが……おぉ」
ヨロリヨロリ動くその姿はまるでゾンビ。
動じているこひなを始めてみたのであろうコックリさんも驚いている。
私は背中に般若を背負ったこひなに包丁を手渡す。
「コックリさんなんて大嫌いです。今すぐ消えるか、お詫びに耳と尻尾を献上するか選んでください」
進むこひなを後ろから眺め、窓に手を掛けるコックリさんを見つめる。
「さらばだ！」
この日から、コックリさんは本当に帰った。
何度こひながコックリさんをしようが出てくることもなければ、カップ麺ばかり食べても怒りにも来ない。
遂には、こひながコックリさんをしながら泣き出してしまった。
「どうして、涙が出るのでしょう？」
私は幾分か小さい妹を後ろから抱き締めた。
「こひな……」
「カップ麺が美味しくないのです。お姉、市松は故障してしまったみたいです。もう、コックリさんのご飯は食べられないのでしょうか？」
ふっとコックリさんをしていた十円が動いたのが分かった。
「ただいま」
顔を上げれば微笑むコックリさんの顔。
後に、感動の再会を三人でしたもののコックリさんによる押してダメなら引いてみろ作戦のことを聞いてこひなと三時間ほど彼をボコった。
「結局のところ私達にはシリアスなんて似合わないんだよ」
私の言葉はそのまま未だにコックリさんを殴るこひなの拳の音でかき消された。
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キース - 面白いです！更新頑張ってください！ (2016年8月2日 23時) (
レス) id: b1702cbaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ - とても面白いです！違う作品でも、頑張ってください！ (2016年1月4日 15時) (レス) id: d3c3756fcc (このIDを非表示/違反報告)
威亜(プロフ) - 面白いです (2015年9月3日 0時) (レス) id: 201d9303c7 (このIDを非表示/違反報告)
逆巻テディ - 面白いです♪私は夢主ちゃんの学校生活についてめっちゃ読みたいです(^^♪ (2015年8月9日 21時) (レス) id: 3dd5edf683 (このIDを非表示/違反報告)
てふてふ - 龍さん» ご指摘ありがとうございます！直ちに手直し入れさせて頂きます！！ (2015年8月6日 23時) (レス) id: d89bc8a970 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てふてふ | 作成日時：2014年10月13日 3時
