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別に心配してほしいわけじゃないけど
少しは関心持ってくれるかなって気になって
そっちに視線を移したら
パクチャニョルはソナを見ていて慌ててキムジョンインに向き直った
心配してくれてるのはキムジョンインだけか
まぁここの部員たちにとって私なんていてもいなくても関係ない存在だし
ましてやパクチャニョルには疎まれているんだから
キムジョンインが心配してくれだけましなんだけど
少なからず未だモヤモヤしたものは私の中に居座っていて
まっさらに消えてくれる気配はない
これ以上広がらないように
パクチャニョルと極力関わらないと誓ったのだけれど
タオくんにどうしてもとせがまれてノコノコとまたここを訪れてしまった
「ジョンインとヌナもお友達なの？」
「え？うーん、どうだろ」
「友達じゃないよ」
タオくんを真っ直ぐ見つめたキムジョンインははっきりとそう言った
うん、友達ではない
キムジョンインみたいな繊細そうな人間が
私のように大雑把なタイプと友達になりたいと思うはずがない
1人で納得しながら、うんうん、と頷いていたら
「これから、もう少ししたら、彼女になる人」
キムジョンインが意味のわからからないことを口にした
タオくんも"はぁ？"って顔してるし
「キムジョンイン、何言ってるの？」
「そのままの、意味です、けど」
「私には何が何だかさっぱりです」
結局私はその言葉を最後に部室を後にした
家に帰り着いて、さっきのことを延々と考えてるけど
出てくるのはパクチャニョルの顔ばかり
部室を出る前チラッと目線を上げると
パクチャニョルが何か言いたげな表情でこっちを見ていて
それが頭から離れてくれない
それにしてもキムジョンインは何を血迷っているのだろうか
私がパクチャニョルの事を好きだって初めて会った日に知ったはずなのに
こんなに考え事をしていたせいで、宿題には手をつけていないし
いつもは決して残さないご飯も喉を通らないし
読みたい小説も開く気にならない
ピコン
静かな部屋にメッセージを受信した音が鳴り響いた
スマホを手に取り確認する
キムジョンインからだ
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くいーん - こういう系の話、大好きです！！更新がんばって下さい、楽しみにしています＼(^^)／ (2015年5月17日 8時) (
レス) id: 3b0276d65d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫
| 作成日時：2015年5月14日 18時
