彼について…その2 ページ10
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月曜日の夜、にも関わらず意外と混んでる居酒屋の4人席。
向かい合ったミンソクの隣にはベッキョンが座ってる。
「先輩ごめんね。ギョンス愛想なくて。」
あの後久し振りだからご飯でもって誘われて、一応先約があるって断ろうとしたらミンソクが耳元で、
「人脈。」
だなんてコソッと言うからその下心に乗っかってやった。
ベッキョンが例の彼にも声かけたけど、仕事があるからってそそくさと帰ってしまった。
熱心だなぁと思ったけど彼はあまりこう言う場に顔を出すタイプではないらしい。
誘ってもいつも断られるんだって、だし巻き卵食べながらベッキョンが言った。
「何だか人を寄せ付けないって感じ。」
「プライベートは謎に包まれてんの。入社してからからこれ4年は経つけどさ、俺も未だにあいつの事よく分んないんだよね。」
同期とはいえ、私もミンソクもお互いプライベートには然程干渉しない。
住んでるとこも知らないくらいだし。
それでもよく連んでは、こうやってお酒の席で愚痴を言い合ったりするものだ。
「仕事は人一倍出来んだけどさ、人間関係はそうでもないっていうか。
下手なのか知らないけど必要最低限の付き合いしかしねーんだ、あいつって。」
「それでやってけるなら良いんじゃない？」
「まぁそうなんだけどさー。」
「あ、焼酎お代わり。」
「ミンソク飲みすぎじゃない？」
何杯目か知らないけど、こっちはかなりハイペースだ。
明日休みだからっていくらなんでも、な気がする。
「飲まなきゃやってらんないんだからいーんだよ。」
ぶっきらぼうに言い放つと、運ばれてきた焼酎をすぐ口に含んだ。
「でもさ、何だっけ。ギョンスくん？
社会人なんだから初対面の人間に向かってあの目つきはねーだろ。」
グラスの中の透明な液体がみるみるうちに減ってくのを見ると、ミンソクも多少なりともご立腹なんだろう。
初対面に加えて、こちらは年齢も上なわけだし。
ベッキョンは本当すいませんって謝ってる。
彼に対する第一印象は
私もミンソクも評価は低めだった。
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ちー(プロフ) - とっっっっってもかわいいな、先生 (2018年8月4日 21時) (
レス) id: b30b6d91a4 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - ギョンちゃんのツンデレ、可愛すぎます。ミンソクさんに美味しいなんていわれたらキュンです\(//∇//)\お話とっても楽しみにしています(o^^o) (2018年8月4日 21時) (レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
のんたま(プロフ) - このお話の、ギョンスのツンデレ具合が大好きです。更新楽しみにしてます。 (2018年8月3日 19時) (レス) id: b89da2edc7 (このIDを非表示/違反報告)
千尋 - わ！もしかして主人公ちゃんとギョンスが好きな映画「かもめ食堂」ですか〜？恋はスマホでとっても面白いです！更新楽しみにしています！ (2018年8月3日 14時) (レス) id: 8337028c26 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございます！ワクワクニヤニヤ楽しませていただいています！『美味しい』って言葉は本当に嬉しい言葉ですよね。主人公ちゃんの気持ちにめっちゃ共感しちゃいました！ (2018年5月17日 5時) (レス) id: fd6488e944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫
| 作成日時：2018年3月13日 21時
