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何も言ってないのにズカズカ家の中に上がりこんで
目指す場所はどうやら私の部屋らしい
「ちょっと！勝手に入らないでよ！」
あ、ドア開けっ放しだ
そのまま中に入って座椅子に座り込んだ
勝手に
「なんか用？」
「なんか用？って、お前が勝手に先に帰ったんだろ？俺を置いて」
何でそんなこと根に持ってる風に言うの
わざわざそんなこと言うために来たわけ？
「勉強しなきゃ…」
「それならそう言えばいいだろ」
「別にいいじゃん、関係ないでしょ。もう帰ってよ」
私はあんたを頭の中から追い出したくて必死なの
勉強して、大学に合格したら、私は家を出て行くんだから
そしたらもう会わなくてすむのに
だから、こんなとこで躓いてる場合じゃないの
「関係ないなんて、言うなよ」
何で泣きそうな顔してるのよ
泣きたいのは私の方なのに
「関係ない。私に構ってる暇があるならジヨンちゃんとこ行けばいいでしょ」
ジヨンちゃんの名前を出すたびに苦しくなる
そんな私の気持ち知らないくせに
「何でジヨンちゃんが出てくるんだよ」
何でだって、意味わからない
そりゃ、私が気にするようなことじゃないなんて分かってるよ
「ただの幼馴染より、彼女のこともっと気にかけなよ。ジヨンちゃんだって私がジュンミョンと2人きりで会ってるなんて知ったらいい気しないはずだよ」
本当にもう泣きそうだから帰ってほしい
そんなところ見られたくない
お願いだからもう関わらないでよ…
「彼女じゃないよ、ジヨンちゃんは」
「…え？」
何言ってるのこの人
彼女なのに彼女じゃないって、そんなの酷すぎじゃない？
さすがにジヨンちゃんが可哀想だ
「あのさぁ、ジヨンちゃんに失礼じゃない？」
彼氏に付き合ってないって言われたら傷つくよ
ジヨンちゃんは可愛い後輩だし、いくら私だってさすがにイラっとしたよ
「誰に何吹き込まれたか知らないけど、俺はジヨンちゃんとは付き合ってない」
まだそんなこと言い張ってるし
「ジヨンちゃんから直接聞いたの！ジュンミョンと付き合うことになったって」
頭いいわけじゃないけど
ジュンミョンが嘘ついてるってことくらい分かるんだから
私そこまでバカじゃないんだからね
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いえろう(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きとっても気になります！楽しみに待ってます！！ (2015年12月13日 12時) (
レス) id: 543503f3fa (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - スホペンなんでこのお話とっても好きです！更新まってます！ (2015年10月1日 23時) (レス) id: 605b8dc09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫
| 作成日時：2015年7月10日 19時
