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「Aちゃん、お待たせ」
「ううん、私も今来たとこ」
学校帰りの制服デートも良いけど
やっぱり私服のセフンくんは似合うものを着ているだけあってとてもカッコ良い
当たり前のように手を差し出してくれて
当たり前のように車道側を歩いてくれる
「お腹空かない？」
「すいたー」
「なんか食べようか」
お昼時とあってどこも混んでる
「結構待つねー」
「ここ人気だからねぇ」
「違うとこ行く？」
「うーん、ここが良い」
「いつ入れるかわかんないよ？」
「ここがいい」
どうしてもここが良かった
理由なんて些細なこと
「何で？」
「ジュンミョンが前に来たんだって。めっちゃ美味しかったって言ってた」
そう、そんな理由
1時間くらい待ってやっと中に入れた
お腹空きすぎて死にそうってセフンくんが言ってる
たまたま座った席の隣のテーブルで
さっき見たのであろう映画のパンフレットを開きながら話をする女の子2人組みがいて
「あ、あの映画」
「あれがどうかした？」
「前にジュンミョンが見たいって言ってたなーと思って」
「ふーん…」
そう、大したことじゃない
「それ買うの？マンガあっちだよ？」
本屋で何気なく欲しい本物色してたら
たまたま手に取った本が、ジュンミョンが好きな作家の本だっただけ
「ジュンミョンが読んでただけ。私こんな難しいの読まないよー」
「セフンくって背大きいよねぇ」
「そう？」
「スタイルよくてカッコいい」
「そんなことないよ」
「この服とか似合いそう」
「これあんま趣味じゃないなー」
「こっちはジュンミョンっぽいよねー」
「そうなの？」
「うん。ジュンミョンがセフンくんくらい大きかったらこんなのもの着こなせそう」
そういえば、そうだったかもしれない
今になって思い出してももう遅いんだけど
思い当たる節がありすぎるというか
あんまり気づきたくなかった現実だった
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いえろう(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きとっても気になります！楽しみに待ってます！！ (2015年12月13日 12時) (
レス) id: 543503f3fa (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - スホペンなんでこのお話とっても好きです！更新まってます！ (2015年10月1日 23時) (レス) id: 605b8dc09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫
| 作成日時：2015年7月10日 19時
