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ある日の夜
明かりのついた隣家の部屋の住人へ
短いメッセージを送信した
すると既読は付くものの
一向に返事はなかった
直球すぎたかな
協力するとは言ったものの
具体的に何をすればいいのか、皆目見当もつかない
次の次の次の日
とりあえず、用事があるふりをして
ジュンミョンの部屋へジヨンちゃんを送り込むことにした
まぁ実際は
「先輩ついて来くださいよ〜」って言われたからだけど
「何？」
「あの、勉強、教えて欲しいんだけど」
私の後ろを見やり怪訝とした表情を浮かべながらも
紳士らしくどうぞとニコリと貼り付けたような笑顔でエスコートする
まぁ、なんか、前から思ってたけど
スマートというか何というか
どこでそんな業身につけてくるんだろうか
そんな私には目もくれず
ジヨンちゃんは「おじゃましまーす」って元気よく
ジュンミョンの部屋へと足を踏み入れた
どんなタイミングで2人っきりにすればいいのか
ドアの前で考えていると
「ぼーっとしてないで入れば？」って促された
よく分かんないけど、あんまりここに居たくないな
ジヨンちゃんも早く早くって手招きしてるけど
これから起こるであろうジヨンちゃんの猛アピールを想像したら
「あ、用事思い出した」って口から出てた
「は？勉強は？」
「ジヨンちゃんはゆっくりしてって！じゃ！」
自分の家でもないのに馬鹿なこと言ったなって後になって思った
ジヨンちゃんは「せ、せんぱーい！」って少し焦り気味に叫んだ
協力するには役不足だ、私なんて
あの後どうなったかは知らない
すぐ帰ったのか、はたまた何か進展があったのか
後日ジヨンちゃんが遊びに来て
「付き合うことになりました」って報告された
「よかったね」って言ったけど
本心じゃなかった
だって心に隙間風が吹いたから
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いえろう(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きとっても気になります！楽しみに待ってます！！ (2015年12月13日 12時) (
レス) id: 543503f3fa (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - スホペンなんでこのお話とっても好きです！更新まってます！ (2015年10月1日 23時) (レス) id: 605b8dc09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫
| 作成日時：2015年7月10日 19時
