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「A〜！お〜い！A〜！」
向こうの窓から今日もうるさく名前を呼ばれる
本当にうるさい
「うるさいんだけど」
「何だよ、一回で気づかないからだろ」
そういう問題じゃない
「今友達来てるから後にしてよ」
高校生になってからできた友達
初めて家に呼んだ
「ねえ、A、誰？」
ヒョコッと顔を覗かせたジアを見て
「あ、初めまして」
爽やかスマイルを振りまくジュンミョン
私はそれが少し苦手だったりする
好感度上げてる感丸出し
「どうも、Aの友達のジアです」
「こんにちは。Aの幼馴染のキムジュンミョンです」
2人ともよそ行きの顔でおかしくなった
「何笑ってんのよ」
「だって、なんかおかしくて」
初対面だからそれが当然なんだけど
結局ジュンミョンは何の用事があったのか知らないけど
友達が来てるならまた後で
って部屋に引っ込んでいった
「ねぇ、あんなイケメンの幼馴染いたわけ？」
「イケメン？」
「うらやましー！毎日目の保養じゃん」
ちょっとよく分からないけどジアは何だか興奮してる
その後他愛もない話をして
特にジュンミョンが話題に上ることもなかったんだけど
2時間くらい経った頃かな
またジュンミョンが顔を出した
「A！」
「ねぇ、だから友達いるって言ったよね？」
「まだいたのか」
なんて失礼な言い方なんだろう
まるで帰れとでも言っているようだ
「あんたに関係ないでしょ」
「あー！ごめん、用事思い出した。私帰るね」
「ほら！ジュンミョンがあんなこと言うから」
「いや、そう意味で言ったんじゃ…」
「本当に用事思い出したの！ジュンミョンくんごめんね、A返します」
ジアは風の如く去っていった
「ジュンミョンのせいだー！」
「や、ほんとそんなつもりじゃ」
ジュンミョンはいつもこうだ
友達といるといつも邪魔をする
高校になってからも変わらない
大人っぽいくせに変なところ子供だ
「明日ジアに謝らなきゃ」
「ほんとごめん」
「で、用があったんじゃないの？」
「あぁ…母さんがクッキー焼いたから、どうかなって…」
「行く」
食べ物につられる私はもっと子供だ
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いえろう(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きとっても気になります！楽しみに待ってます！！ (2015年12月13日 12時) (
レス) id: 543503f3fa (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - スホペンなんでこのお話とっても好きです！更新まってます！ (2015年10月1日 23時) (レス) id: 605b8dc09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫
| 作成日時：2015年7月10日 19時
