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明日は卒業式
時間が経つのはとても早い
と言ってもまだ高校生活は後1年残っているけど
「ねぇねぇ」
「何？」
「私、彼氏できた」
ソラが嬉々として報告してきた
頬が桜色に染まっている
幸せオーラ全開で締まりのない口元
相手は大学生らしい
幸せなのは良いことだし
彼氏が欲しいって頻りに言っていたから
「良かったね」とだけ言っておいた
別に自分がヒトリだから嫉妬してるなんてことはない
ただ何故かあまり気持ちがこもってない言い方になってしまった
まぁ呆れ半分ってとこ
ソラはそんなの特に気にしてないみたいだから
相当幸せなんだろう
屋上に寝そべって青い空を仰ぎ見る
明日も晴れるかな
「あんた、パンツ見えるよ」
ジアに忠告されたけど
女子校だから気にしない
「Aも早く彼氏作りなよ〜」
「そうだよ。いいもんだよ、恋愛は」
結局仲良し4人組で彼氏がいないのは私だけになった
今まではソラと2人でユジンとジアの惚気を聞いてたけど
今度からは私1人で受け止めなきゃならないのか
「そうだ！」
ソラは突然思い立ったように何を話すかと思ったら
「噂の幼馴染くんとくっ付けば良いじゃん！」
何故そこに行き着くのか理解に苦しむ
「は？何でジュンミョンが出てくるわけ？」
「だってイケメンじゃん、あんたの幼馴染」
そんなの理由になっていない
「無理矢理すぎでしょ。勧めるならもっとマシな言い訳考えてよ」
私の反論なんて御構い無しなのか
ジアもユジンもソラに同意するかのように頷いてる
「もったいな〜い」
ジアはそう言うけど、あいつに彼女がいることくらい知ってるじゃないか
「彼女持ちに不毛な恋なんて私はしません〜」
そう、不毛なのだ
どうしたって
「本当にあれ彼女だったの？ちゃんと確かめたの？」
「彼女でしょ？って聞いたら"Aがそう言うならそうかもな"って言ってた。だからそうなんじゃない？」
「いや、それ答えになってないから」
まぁ、確実な情報かと言われたら、そうじゃない気もするけど
でも違うならはっきり違うって言うはず
ジュンミョンは私に嘘はつかないもん
「あんたの思考回路ってどうなってるわけ？」
ユジンの顔は呆れたって表情をしてる
「Aさ、いつか後悔するよ」
ソラの言葉が、本当になる日が来るなんて
まだ知らない
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いえろう(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きとっても気になります！楽しみに待ってます！！ (2015年12月13日 12時) (
レス) id: 543503f3fa (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - スホペンなんでこのお話とっても好きです！更新まってます！ (2015年10月1日 23時) (レス) id: 605b8dc09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫
| 作成日時：2015年7月10日 19時
