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あの雨の翌日
案の定風邪をひいた
私ではなくジュンミョンが
『お前のせいで風邪ひいた』ってメッセージが届いたけど
別に私は頼んで一緒に帰ってもらったわけじゃない
完全に言い掛かりだ
ジュンミョンは私が濡れないように
気を遣ってくれてたのは知ってる
あの後玄関先で別れ際に見ると
ジュンミョンの体はほとんど濡れてたから
『土曜日で良かったね』と返信した
ジュンミョンは学校を休むの嫌いだ
自分が休んでも授業は進んでしまうから、らしい
勉強好きなんだねって聞いたことがあるけど
特別好きというわけではないらしい
理由は教えてくれなかったけど
私が風邪を引かなかったのは
少なからずジュンミョンの余計なお節介のおかげ
ちょっとだけ罪悪感はあった
『悪かったよ 私のせいで風邪引いて』
そうメッセージを送ると
向こうの窓がガラッと開いた
「謝って欲しいわけじゃない」
「じゃあ何て言って欲しいわけ」
あんな言葉送っておいて謝る以上のことって何なのよ
「何でもない」
そう言って窓を閉めた
一体何？
よくわからないまま私は読みかけのマンガに目を落とした
しばらくして隣の家に誰かが訪ねてきたらしい
「こんにちわ」
と可愛らしい女の子の声が聞こえた
隣家のことだし気にもせず
再びマンガを読み出したんだけど
昨日の分まで照り付けてるかのような太陽が眩しくて
ブラインド閉めようと思って窓に手をやると
ここから見えるジュンミョンの部屋に
さっきやって来たのであろう女の子がいた
「あぁ、彼女か、噂の」
ジアが言ってた美人の彼女
お見舞いにでも来たんだろう
しかし本当に美人だな
あんな女の子どこで知り合ったんだろう
前に見かけた時、制服はS高のものではなかったし
あの時と同じ彼女なら、だけれど
あ、いけないマジマジと観察してた
慌ててブラインドを下ろし
またマンガに意識を集中させた
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いえろう(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きとっても気になります！楽しみに待ってます！！ (2015年12月13日 12時) (
レス) id: 543503f3fa (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - スホペンなんでこのお話とっても好きです！更新まってます！ (2015年10月1日 23時) (レス) id: 605b8dc09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫
| 作成日時：2015年7月10日 19時
