PRINCESS TIGER③ (ページ3)

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中村side
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中「どうしたのか教えて」

と聞くとしばらくして

『…Aね、本当にうみのこと好きだよ、』

中「え、、ありがと、笑」

『大好きなの、だけど…やっぱり仕事が大切。』

あー

仕事を疎かにしたくない、って感じなのかな

中「俺も、仕事が大切だよ？」

中「でもさ、俺らメンバーなわけだし、

ちゃんと仕事もしながら付き合えるんじゃない？」

『…ごめんね。』

『どんなに頑張ってもAは女でうみは男。

それは変わらない。同じグループにいて恋愛…なんて

ファンの子達が知ったらどう思うかな』

中「…それは、」

『もしかしたら応援してくれる方もいるかも知れない

でも批判だって絶対あるはずでしょ？』

『徹底的に隠すって言っても、いつどこで誰が…

いつかはバレることなんだよ、』

『そうなった時ファンの子になんて言う？』

『結果的にファンの子達を悲しませることは

Aにはできない。もしそんなことになったら、、

ジャニーズ事務所を退所するって決めてる。』

Aの言葉に何も言えなかった。

隠し通すにしてもバレた時、

公表するなら発表した時、

悲しむファンがいるのは確実だった。

でも、俺らって恋愛もできないの？

こんなに大好きなのに

なんで上手くいかないんだろ。

『だから、ごめん…好きだから、ごめんなさい』

中「俺もごめん…全然ちゃんと考えられてなかった」

『ん、もう、帰るね』

中「いや、もう夜中だから、今日は泊まって？」

『でも、』

中「俺は、ソファで寝るから」

『や、Aがソファで寝る』

中「…もう、ベッドで寝よ、何もしないから」

『うん…ごめん、』

いつもはくっついて寝るから狭く感じるベッドも

今日は距離が空いて広く感じた

隣で寝ているのにすごく遠くにいるみたい。

まじで、なんでこんなんになったの

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