男の子は苦手です。【桃】 (ページ42)

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カバンも大毅が持ってくれて、家まで送ってくれた。

赤「今日おばさんは？」

『泊まりで仕事だって、』

今日に限ってひとりとかついてなさすぎでしょ。

赤「今日泊まって行ってええ？」

『ん、』

「風呂沸かしてくる」そう言って、私の頭をポンッと撫でて、お風呂場へ消えていった。

もう時間も経ったはずなのに、感覚が消えなくて、気持ち悪い。

早く洗い流したい全部ぜんぶ。

赤「 A ？どないした？」

『っ ... 、なんか、わかんなっ .. 、』

ふわっと抱きしめてくれた大毅は、背中をとんとん、とリズム良く叩いてくれる。

赤「大丈夫やで。 Aは汚くなんかないで。」

『だいき .. 〜〜、』

大毅の体温が心地よくてたくさん泣いてしまった。

『大毅、ごめん』

赤「ん (笑)ええよ、気にすんな (笑) 丁度風呂沸いたし、入っておいで。気持ち悪いやろ？」

『ありがとう』

ほんとに気が効くなぁ、こういうときだけ(笑)