mid night LOVE <SM entertainment> season ３ (ページ6)

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６：you and they ページ6

先輩から見たあなた。

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多分めっちゃ嫌われてるか好かれてるかのどっちか両極端だと思う。あの顔だからEXOのセフンとかチャニョルとかあそこら辺の面食いっぽい人たち(勝手なイメージ)にはすごく好かれてるし、SHINeeは言わずもがなでテミン(たまにジョンヒョン)みたいな。

でも女の先輩にはすごく嫌われてるというか、苦手意識持たれてたりする。少女時代のユナとかスヨンとかはもうすぐそこにある世代交代をわかってて、譲れと言われたら譲るつもりだけど中々
そうはいかない。テヨンはすごく嫌ってる。別に細かい理由とかなくて、ただ単に自分の居場所が取られそうで怖いから。

BoAとかはそこまで気にしてないんだけど、「まぁ将来あの子が天下取るだろうなぁ」っていう感じ。
さすが大先輩。貫禄がありあまる。

それに先輩だから顔を立てようとかは心得てるけど、1位譲ろうとか手加減しようとか思ったことない。潰すと思ったら潰すし、例えそれが物凄く好きだった人でも舞台に上がればただの敵。だからテヨン君も仕事中はライバルだと思ってるし、それが互いに良い刺激になる時もある。

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＊(NCT XXXがデビューした時。先輩であるソシ・テヨン目線)

「先輩、怖いんですか？」

怖いに決まっている。あの狂った視線が怖かった。新人、それも2週間前まで練習生だった彼女たちはもう私たちと同じ土俵に上がり、同じアイドルになった。勝敗などついている。でも諦めたくなかった。私たちは大丈夫、まだいけると。

けれど、

「残念です。先輩たちと戦えるのを楽しみにしてたんですけどね」

ステージを降り、練習室に戻れば努力を重ね、吐血のような毎日を過ごした。まともな空気も吸えないような生活が彼女たちにとって当たり前で、夢の為に親友なんてものは単なる言葉だけだと思って。

私たちにはそれが出来なかった。

「舞台に上がった時、楽しみにしてますよ」

狂ってた。最強で、最高の顔をして彼女たちは私たちの前に立った。化粧っ気のないその顔が1番怖かった。フィルターなんてかけなくても恐ろしいほどに美しい彼女たちが。

あの顔は人なんかじゃない。歌と踊りに魂を売って、体を沈めた者だけができる顔。
音楽の悪魔に憑りつかれた彼女たちは悔しいけど、最高に綺麗だった。