知 ページ37
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「え、神ちゃん、知り合い？」
見つめ合ったまま動かない2人に、望が声をかけると
「あ、ああ」
2人とも意識が戻ってきた。
「えっと、望の保護者の中間です、家族の桐山と…」
「桐山です」
「同じ会社の、神山…」
「あ、中間さんと同じ会社なんですね
初めまして、藤井流星と申します…」
自分と照史と神ちゃんを自己紹介をすると、
藤井くんも会釈しながら自己紹介してくれた。
「えっと、藤井くんと神ちゃんは知り合いなんかな？」
望がした質問を改めて俺がすると
「うん」
と神ちゃんが頷いた。
「びっくりした、こんな所で会うなんて！」
「俺も驚きましたよ！」
「あのな、藤井くんは俺がお世話になってる美容室の子なんよ」
神ちゃんが教えてくれる。
「そうなん！」
「はい、まだ修行中ですけど…」
なんだか、イメージにピッタリやな
金髪長身イケメン藤井くんがカットとかしてるシーンが目に浮かぶわ
「神山さん、望と知り合いやったんですね｣
「おん、試合見に来たん」
おーん、藤井くん、全然こっちと目が合わんのやけど。めっちゃ神ちゃん見るやん。
横からシャツをくいっと引かれる感覚に
そちらの方向を見ると
照史が耳元にこっそりと
「…もしかして、藤井くんって神ちゃんの事…」
「おん…多分やけどな」
そういうことやろな。
「ふふ、なんだか甘酸っぱなあ」
「ほんまにな」
照史が優しい眼差しでそう呟く。
俺たちにとって弟のような存在の神ちゃん。
なんだか微笑ましくて、
心の中で、頑張れ藤井くん
と思わず言ってしまった。
話し込んでる神ちゃんと藤井くんに
望が声をかける
「流星、もう集合かかるで」
「あ、ほんまや」
藤井くんは試合に出る訳では無いが、このクラブチームのOBらしく
時間がある時、コーチのサポートなどをしているらしい。だから今日も試合を見に来てるそうで
「流星、はよ！」
「おん、あ、では、神山さんも中間さん、桐山さん、楽しんでいってください！」
また、と軽く頭を下げ
望と共にチームの方へ戻っていく。
その背中を見送り、
俺たち3人は見やすい所へ移動する。
「神ちゃん」
「んー？」
「いつも藤井くんが担当してくれるん？美容室」
「おん、シャンプーね。
藤井くん人気やから、なかなかして貰えんねんけど、タイミングええんやろなぁ」
「へー」
それ、多分神ちゃんやからやろうなぁ
なんて言わんけど
つい照史とニヤニヤしてしまった
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ターコイズ(プロフ) - 蘰さん» 蘰様、ありがとうございます！また覗いてやってください、これからも宜しくお願いします (2020年7月3日 12時) (
レス) id: f5621defff (このIDを非表示/違反報告)
蘰(プロフ) - ご返信ありがとうございます。そうなんですね。ずっと拝読させていただいていてそういえば。。と思ったので思い違いでなくて良かったです。何時までもお待ちしていますので、ご自分のペースで無理なく執筆していただけたらと思います。 (2020年7月2日 23時) (レス) id: c3543fb139 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - 蘰さん» 蘰様、はじめまして。まだ出てきてないんです…。実はしげが1番のんびり出てくるので、気長に待ってて頂けたらと思います<(_ _)> (2020年7月2日 23時) (レス) id: f5621defff (このIDを非表示/違反報告)
蘰(プロフ) - はじめまして。見逃し出したら申し訳ないのですが、しげさんってもうでてきましたか？ (2020年7月2日 13時) (レス) id: c3543fb139 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - みずほさん» みずほ様、コメントありがとうございます！弟さん、高身長ですね！すごい！励みになります、ありがとうございます！また覗きに来てください(o^^o) (2020年5月22日 17時) (レス) id: dd19ecb6aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ターコイズ | 作成日時：2020年5月15日 22時
