夢 ページ2
「起きて」
寝坊助の望を起こすのは本当に大変。
しかも今日はまだ日が昇ってない時間に起こしてるから、まあ、動かない。
高校生になっても1人で起きられないんちゃうか、こやつ…苦笑
「ほら、出かけるで！」
布団をひっぺ返し、肩をたたく
「ううううん…」
ゆっくり伸びをして、開いた瞼を確認し頭を撫でると、少しずつ覚醒したみたい
「おはよう、望。東京いくで？」
2月の平日朝の4時半。
今日は待ちに待った夢の国に行く日で
早く着くために、贅沢に新幹線で行きます
顔を洗いに行った望を追いかけるようにリビングに戻ると、鞄にお茶と朝用の軽食を照史が用意してくれていて。ありがと、と言うと、どういたしましてと全力で笑ってくれた。
「俺もめっちゃ久々やから楽しみやわ」
「そうなん？」
「おん、ちっちゃい頃に兄ちゃんたちと行ったきりや」
「そうなんか、じゃあ目一杯楽しまんとな」
頷く照史はほんまに楽しみみたいで可愛かった。
「朝ご飯は？」
「まだ早いから、新幹線で食べようや」
準備が終わって部屋から出てきた望にそう言って、自分も鞄を持ち行く準備を完了する。
「いってきます」
3人で玄関を出た。
・
「ついたー！」
開園の10分前、無事到着し列の後ろに並ぶ。
「平日やから、そこまで混んでないな」
「え、これで混んでないん？」
「おん、休日はもっと並んでるで」
驚いている望。
楽しんでくれるとええな…
並び続け数分、時間通りに門が開く
「ゆっくりまわろな？」
「淳太くん、ファストパスとかええの？」
「おん、今日は望に楽しんでもらう日や。
まわりたい所全部行こな」
るんるんでゲートを進んでいく2人の後ろ姿を携帯に収める。
入っていくと直ぐに立ち止まった望は、俺の方に向いてショップを指さした
「入りたいん？」
「おん」
何故だか恥ずかしそうに言うその横顔に、照史が気がついたのか
「耳、付けよっか！！」
といった。なるほど。
何も恥ずかしがる事無いのに笑
「ええね」
「どれにするー？」
3人でお店に入り、考える。
試しに付けてみたり、鏡見たり…
結果、望はダルメシアン、俺はオレンジ色のトラ、照史はアヒルをモチーフにした耳になった。
それを被り、店を出ると開園からそれなりに時間が経っているからか
お城の前の写真スポットが空いていて
3人で並んで、写真を撮ってもらった。
帰ったら現像しようかな…
「淳太くんー？」
「おいてくよー」
「待ってよ！」
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ターコイズ(プロフ) - 蘰さん» 蘰様、ありがとうございます！また覗いてやってください、これからも宜しくお願いします (2020年7月3日 12時) (
レス) id: f5621defff (このIDを非表示/違反報告)
蘰(プロフ) - ご返信ありがとうございます。そうなんですね。ずっと拝読させていただいていてそういえば。。と思ったので思い違いでなくて良かったです。何時までもお待ちしていますので、ご自分のペースで無理なく執筆していただけたらと思います。 (2020年7月2日 23時) (レス) id: c3543fb139 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - 蘰さん» 蘰様、はじめまして。まだ出てきてないんです…。実はしげが1番のんびり出てくるので、気長に待ってて頂けたらと思います<(_ _)> (2020年7月2日 23時) (レス) id: f5621defff (このIDを非表示/違反報告)
蘰(プロフ) - はじめまして。見逃し出したら申し訳ないのですが、しげさんってもうでてきましたか？ (2020年7月2日 13時) (レス) id: c3543fb139 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - みずほさん» みずほ様、コメントありがとうございます！弟さん、高身長ですね！すごい！励みになります、ありがとうございます！また覗きに来てください(o^^o) (2020年5月22日 17時) (レス) id: dd19ecb6aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ターコイズ | 作成日時：2020年5月15日 22時
