約束 ページ9
貴 「え、嘘・・・本当に受かってる?」
Aはチーム柊に合格した人物五人の名を確認する為掲示板の処に行くとチーム柊のメンバーの中に合格した連絡先交換すると約束した人物が含まれていたことに少し驚いていた。
チーム柊
指導者:柊翼
辰己琉唯
申渡栄吾
卯川晶
戌峰誠士朗
虎石和泉
マネージャー:桜嵐院A
貴 「約束、だからね」
虎石 「じゃあ連絡先交換__」
貴 「その前に今すぐ離れて平穏無事に連絡先交換するか地面に叩き付けられて最悪の形で連絡先交換するか選べ」※今すぐ離れろの略
虎石はAの後ろから抱き締めていたためAはどす黒い声で離れる様に言った。
虎石 「つれねぇなぁ。んじゃ連絡先交換しようぜ♪」
貴 「じゃあ場所変えよう、こんな人混みの中何時までもいたくない」
Aは虎石の横を通り過ぎて人気のない芝生のある所に行くとスマホを取り出した。
虎石 「駄目だよ、こんな人気のないところに自ら行くなん__いててててっ」
貴 「五月蠅い」
虎石が口説こうと自分の手をAの頬に触れようとするとAの指に抓られて阻止された。
貴 「はい、メールとか面倒だしもうSHINEで良いよね。面倒だからもうふるふるで」
虎石 「ん〜?、連絡先交換ってこんな冷めたものだっけ?」
貴 「はい終わり、じゃあ私い__わっ」
Aはスマホを仕舞って教室に行こうとすると虎石はAの腕を引っ張ってお互い芝生の上に倒れ込んだ。
貴 「ご、ごめ、直ぐ退く」
虎石 「なぁ、今度俺とデートしねぇ?」
虎石がAに誘って沈黙が続くとAはジッと虎石を見ていた。
虎石 「(此奴との沈黙辛ぇ・・・)」
貴 「け」
虎石 「毛?」
沈黙が続いてAが口を開いたと思いきや虎石の上に馬乗りしたまま言いにくそうにしていた。
貴 「ケーキ、食べてみたいっ///」
虎石 「っ〜〜〜///、今行こう、今すぐ行こう」
虎石はAの可愛さに即答で了承してスマホで美味しいケーキ屋さんを調べ始めた。
貴 「い、良いの?」
虎石 「勿論だぜ♪」
貴 「えへへっ、嬉しいなぁ。予定空けとくね」
Aはそう言って嬉しそうに走って教室に向かった。
貴 『えへへっ、嬉しいなぁ』
虎石 「なんつう可愛い笑み浮かべてんだよっ」
虎石は叶わなそうな表情をして前髪をくしゃっと掴んで息を吐いた。
貴 「ケーキかぁ、食べたことなかったからなぁ」
「桜嵐院さんが笑ってるぞ」
「めっちゃ可愛い!」
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作者名:黒芹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=huzisamaLOVE26
作成日時:2015年3月26日 23時