興味のないことにはとことん興味がない ページ21
? 「・・・」
貴 「んっ」
? 「無防備だな」
何者かが蹲って眠っているAを見下ろしてため息を吐いた。
貴 「んっ、私寝ちゃってた?・・・て、え?」
Aはガバッとベットから起き上がると辺りを見回して驚きを驚き興奮していた。Aは泣き疲れて木の下で蹲ったまま眠ってしまった筈だったのに起きたのは自室だったのだ。
貴 「何これ、瞬間移動?、記憶操作?・・・落とし物だ」
Aはベッドに座りながら床に落ちていた落とし物を制服のポケットに入れて部屋を出た。
貴 「ふふんふ〜ん♪」
Aは寝たらすっきりしたのか眠ってしまう前のテンションは何処に行ったのか鼻歌を歌って曲がり角を曲がった。
ドンッ
星谷 「うわっ!」
貴 「うぎゃっ」
曲がり角で慌てて走ってきた星谷とぶつかりAはバランスを崩したが直ぐに立て直した。
星谷 「あ、A!、タヴィにゃん知らない!?」
貴 「タヴィにゃん?」
星谷に肩を掴れで少し驚いて怖かったが心情を隠して冷静に見せて頭を回転させると猫ではないかと想像できた。
星谷 「タヴィにゃんは天花寺の猫で、部屋に尋ねた時に猫が部屋の外に出て来ちゃって俺が動物類苦手だから叫んじゃって、それでタヴィにゃんが逃げちゃって!、それで今探してるんだけど!」
貴 「見てない、でも私も探すよ」
少々支離滅裂になっていた星谷の説明にAは少し解釈に時間がかかったがしっかりと解釈をした。
星谷 「え!?、でももうこんな夜だから女の子が一人で出歩くのは危険だ!」
貴 「女の子扱いしてくれるんだ、少し嬉しいな。でも私は仕事で夜で歩くなんて慣れてるから大丈夫、でも星谷が嬉しい事言ってくれたから今日のところは学校周辺の探索だけにしとくよ
(猫ちゃん猫ちゃん猫ちゃん♪)」
Aは動物好きランキングの中で猫はランク10に入っていて顔に出そうになったが真顔になって一人探索に向かった。
星谷 「なんか楽しそう・・・?」
星谷はAのその一瞬を見逃さず見たが直ぐに自分のなすべきことを思い出してタヴィアンを探しに外に出た。
貴 「・・・足使うよりあの能力使った方が楽だな・・・って、探しに出た瞬間飼い主登場」
天花寺 「あ?、なんだよ」
貴 「お宅の猫さん見付からないの?」
Aは無意識だったがで喧嘩を吹っ掛ける様に紛らわしい言い方をすると案の定天花寺は突っかかってきた。
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作者名:黒芹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=huzisamaLOVE26
作成日時:2015年3月26日 23時