足りないもの ページ11
Aが卯川を後ろに呼ぶと申渡はレッスンに戻っていって卯川は後ろに来た。
貴 「少し、お話をしようか」
卯川 「はぁ?、急に呼び出したと思ったらなんなわけ?」
Aは良いからっと床に座るように床を叩くと卯川は諦めて床に座った。
貴 「卯川ってミュージカルは好き?」
卯川 「当たり前でしょ、だからミュージカル学科受けたんだよ」
貴 「だよね、私もミュージカル好きなんだ、あの超有名作品の『THE last rainbow』が私好きなんだ」
卯川 「ボクも好き、あの作品は背景を特に重視していて観る人を魅了させるんだよね」
貴 「うん、だから卯川も人を魅了させるミュージカルスターになって、それにはまず緊張を解すことから始めなきゃね」
Aは卯川の緊張が解れてきたのを確認できた。卯川はAの会話しようと言った意味が理解できた。
貴 「ほら行っておいで、大好きなミュージカル、踊らなきゃ損だよ」
卯川 「ありがとうA!」
貴 「お安い御用・・・次虎石に戌峰」
虎石 「なんで戌峰と一緒なんだよ、A〜、戌峰ほっといて個人レッスンしてくれよ〜」
戌峰 「俺も個人レッスン受けたーい!」
Aは虎石と戌峰を連れてレッスン室を出ると人が沢山集まっている場所に向かっていた。
虎石 「おわっ!、重たいんだよ犬!」
貴 「仲良いんだね
此処」
虎石 「こんな人が多い場所で何するんだ?」
貴 「二人はこの人混みを抜けて私のところまで来てもらう。じゃあ人混みの中入ってこっち来てね」
目的地に着くと二人に指示してAは二人とは反対側へ走って行ってしまった。
虎石 「はぁ?、一体何がしたいんだよ」
戌峰 「戌峰誠士朗!、いっきまーす!」
戌峰が人混みに入っていくと虎石も指示に背こうとは思わず一緒に人混みに入っていった。
戌峰 「うわぁ!」
虎石 「全然進めねぇ!」
貴 「そう、真っ直ぐ突っ込んでもこの人混み、押し戻されるだけ、その為には・・・」
Aは虎石と戌峰がよく見える木の上に座って二人を見守っていた。
貴 「ん?、ちょっと待って?、なんか・・・」
戌峰 「虎石行くよーー!」
虎石 「おいちょっとまっ__」
貴 「観察眼UPのつもりがなんか協力性UPになってる気が・・・」
Aの言っている通りもはや二人は協力して人混みを進んでいた。だが観察眼UPも
貴 「失敗した・・・」
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作者名:黒芹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=huzisamaLOVE26
作成日時:2015年3月26日 23時