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猫鉢夜 ページ11

―――――――で、色々案は出たけど、結局、『社内ニ於ケル厄介事ノ解決』に終わった。

「昇降機の調子が悪いのだよね」


「管理会社に問い合わせましょう。」


「手術室の備品が切れかけていてねェ」


「通いの薬屋さんにお願いしときますね!」


「事務員さんが、昼食時にいい店屋物が欲しいッて云ってましたが…」


「新人に蕎麦屋でも開店させる心算か?」


なんか・・・最初に戻ったなァ。


と、苦笑する。


「何かもうちょっと規模がでかい問題はないもんかね。」


晶子さんが不満げにいう。


規模がでかい・・・?


『えっあっ!社長がまだ独身ですよ!
だから誰か善いお相手を見つけさせt「規模がでかすぎる!」そうですか?』


いい案だと思ったんだけど・・・仕方がない。


『じゃあ、作ればいいんじゃないですか?』


私は云う。


「例えば?」


治さんがにこやかに訊いて来た。


『探偵社での揉め事を作っちゃうんです。勿論。外ではなく中で。
そうですねえ・・・、爆弾魔が人質をもって立て籠もる、とか?』


「成程・・・。うん。いい案だね。それでいこうか!」



























そして皆で籤を引いた。


「では、私から開くよ。」


治さんが開いた。
ちなみに、小さい数字が外れだよ。


『3・4』

「ありゃ」


治さんは口をへの字に曲げる。


独歩さんは『7・8』


晶子さんが『27・28』


賢治君が『33・34』


私の数字が『39・40』


「Aさん、凄い籤運いいですね。」


「そうかな?」


「ああ、籤を開く前に一つ聞いてくれたまえ、谷崎君。」


「何でしょう?」


「一つ頼みがあるのだが――――」


「頼み?」


内容はナオミちゃんを人質役にすると云う事だった。


治さんは――――――――うっすら笑った。


あー・・・谷崎君・・・。



―――――『1・2』


「な――――――」


潤一郎君が爆弾魔の役になった。

猫玖夜→←猫漆夜



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あも(プロフ) - かなさん» ありがとうございます!もっとやっちゃっていいんですかね??頑張ります! (2016年6月17日 16時) (レス) id: 2dcc6ac81e (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - すっごく面白くて、前編から一気読みしちゃいました!!太宰さんとイチャイチャ……いいぞもっとやれο(・∀´・〃ο)wwww続き楽しみにしてます♪(>∀<〃 (2016年6月17日 2時) (レス) id: 1b6124347b (このIDを非表示/違反報告)
あも(プロフ) - マミさん» ありがとうございます!中々更新しなくてすみません! (2016年6月14日 16時) (レス) id: 2dcc6ac81e (このIDを非表示/違反報告)
マミ(プロフ) - 初めましてこんばんは!物語とても面白いです!記念すべき222票目(にゃーにゃーにゃー)を押させていただきました!(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年6月10日 21時) (レス) id: 70987da5cf (このIDを非表示/違反報告)
あも(プロフ) - 夜蝶さん» 有難う御座います!!更新できてなくてスイマセン!頑張ります! (2016年6月8日 18時) (レス) id: 2dcc6ac81e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あも | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年6月2日 18時

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